娘は人でなし
家に帰ってくると、リビングで小四の娘がテレビを見ています。
背中越しに
「パパの大事なものを奪ってやったぞ」
ん、なんだ?
「ふふふ」
顔を覗き込むと不敵な笑みを浮かべて、それ以上何も言いません。
まぁ、いいや。
それより夕食だ。
水餃子を平らげて、さぁ続き。
事務所におりて、ふとゴミ箱を見ると、、
夜のお楽しみに隠し持っていたキットカット13本入りの大袋がゴミ箱の中に。
隠されることもなく、いや、むしろ、これ見よがしに捨てられていました。
もちろん、中身13本全て無くなっています。
人の子ならば、2本くらい残してくれても良いと思うのです。