法務局の見解
「法務局の見解としては、『公図は間違っていません。当事者の主張する形にしたいのならば、無償譲渡で実際に権利を移転してください』とのことでした」
最近取り組んでいる底地整理の話の続きです。
境界確定をお願いしている調査士さんから連絡をいただきました。
地主Mさんの認識も、お隣さんの認識も、この土地の所有者はMさんということで一致しています。
なので、公図の訂正で話を進めようと思っていたのですが、そうはいかなくなりました。
Mさんには全てお任せいただきましたので、すぐにお隣さんに電話。
法務局の見解をご説明した上で、お隣さんのご意向を改めて確認しました。
「50年以上前に父から引き継いだ時から、隣の土地はMさんの土地のはずですよ。現在の所有者は息子になっているから最終的には息子が手続きをしなければならないですよね。でも、息子は医者で最近コロナの往診で忙しくてピリピリしてしまって、それどころじゃない感じなんですよ。でも、このままでも良くないでしょうから、手間のかからないようにして頂けませんか?」
欲の無いお言葉。
ご意向を伺うのはここまでにして、こちらでMさんとお隣さんの双方にメリットのあるようなプランを作って、書面でお送りすることになりました。