請負契約書から読み取る会社のスタンス
「うちの場合は、違約金条項は付けないんですよ」
大手アパートメーカーの所長さん。
それは、良いことなのかな?
「請負契約を結んだ後でお客様の気が変わってしまった場合、違約金条項があると、下手すると1,000万円以上の違約金がお客様に発生してしまいますよね。でも、弊社の場合、違約金条項は設けていないので、損害賠償額は実損額になる訳です」
なるほど
「請負契約の数日後に解約されても、まだ確認申請の書類さえ作っていないので、実際に損害が発生している訳じゃありませんよね。滅多にありませんが、そのような場合、手付金も全額お返ししています」
契約してしまったら最後、少なくとも手付金は諦めなければならないメーカーさんと比べて、ずっと良心的。
アパート建築の請負契約書もよく確認しておいた方が良さそうです。