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【UNIZONE】遠州ハママツモータースプレシーズンチャレンジに参加した感想と期待【iRacing】
1月11日、私はリア友の「いんでぃご」に、根岸Sのために、2月2日に東京競馬場へ行こうと誘っていた。(※私といんでぃごは2年前からフリームファクシ号を応援している)
しかし後日、彼から次のように断られてしまった。「iRacingのシーズン戦に向けたリハーサルのレースがあるから浜松行かなきゃいけない。」
なんのこっちゃではあるが、彼がここ最近取り組んでいるレースゲームのイベントということは想像がついた。
忙しいなら仕方ないな、一人で観に行こうと考えて諦めていたところ、「良ければ観に来ません?」とのお誘い。別にレースゲームに興味ないからいいかなと思っていたところ、「3000円でお酒飲み放題」と悪魔の囁きが。行かざるを得なくなってしまった。
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こうして、酒目当てで参加したeモータースポーツのイベント。適当に飲んで帰ろうと思っていたが、団体の目指すところを聞いたり、レース映像を見ている内に熱くなり、いつの間にか応援したいという気持ちが湧き上がっていた。
というわけで、この記事ではイベントを通じて感じた期待感を書き綴っていこうと思う。これを読んだ読者諸君は、次のイベントに参加して、iRacingのeモータースポーツリーグ「UNIZONE」を観戦したくなること間違いなし!
なお、私はeスポーツのことも、モータースポーツのことも、浅学菲才にして無知蒙昧、さっぱり分からない素人である。その点はご留意いただきたい。
※ 本記事は、UNIZONE、遠州ハママツモータース、その他諸々の企業の協賛でお送りいたしません。私が勝手に書いています。
迷惑な記事となってしまったら、私に直接削除申請をお願いいたします。
また、会場の写真につきましては、いんでぃごから許可を受け使用しております。肖像権に十分配慮した利用をいたしますが、万が一問題があれば速やかに削除いたしますので、こちらも私に直接お問い合わせください。
イベントの概要
今回参加したイベントの正式名称は「【eモータースポーツ】『遠州ハママツモータース』プレシーズンチャレンジ 2025 @マイン・シュロス」である。名称の通り、マイン・シュロスというビアホールを貸し切って行われたイベントである。
詳しくは上記リンク先をご覧いただきたいところだが、内容は次の通り。
当日は、チーム体制の発表・ユニフォームのお披露目に始まり、1対1のマッチレース、AIドライバーも含めた総合レース、またシム試乗会やチームアンバサダーに就任した脇阪寿一さんとドライバーのトークショーを予定しております。
eモータースポーツリーグ『UNIZONE』開幕を前に、遠州浜松の皆さんにeモータースポーツの魅力を存分に味わっていただきます!
つまり本イベントは、新たにiRacingというドライブシミュレータを用いたeスポーツのプロリーグが開幕し、そこに静岡県代表として参戦する「遠州ハママツモータース」というチームのお披露目会である。
更に、「名古屋OJA」というチームの選手2名が会場を訪れ、エキシビションマッチが行われる他、観客向けのiRacing体験会が開かれる。
マイン・シュロスは、遠州ハママツモータースのホームゲームの会場となるため、今後応援しに行く際も同じ場所へ行くことになる。そういう意味では、会場自体もお披露目の対象と言えるだろう。
イベントの様子
参加者の層は、男性の割合は多いものの、お子さんからご年配の方まで、まさに老若男女問わずといった感じだった。長机が4列程度並べてある広めの食堂といった感じの場であったが、ほぼ満席だったことを考えれば100人前後は居たのであろうか?スタッフを数えてしまえば100人は確実に超えている。
お酒が2時間飲み放題であり、追加で払えば自由に食事をオーダーすることも可能。一人で食べるには少々値が張る印象ではあるが、複数人でレースを見ながら食べて飲んでと考えれば、居酒屋価格といった印象。
お腹が空いて耐えられず注文したソーセージがとても美味しかった。ドイツテーマなだけあって、ビールもソーセージも絶品である。お酒に強ければ楽園だろう。
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同席した人たちもお酒を飲んでることもあり、よく話しかけてくれた。イベントが始まるまでは、仲間内で来たグループもあり、中々賑やかな会場であった。
前で人が話を始めると、徐々にそちらに耳を傾ける人々が増えていき、周りがうるさくて話が聞こえないなんてことも無かった。iRacing自体もプレイヤーに紳士的であることを求めていることも関係しているのかは分からないが、参加者の民度の良さを感じた。
壇上に4人の選手が並んだ際、年齢の開きに驚いた。最年少は10代後半、最年長は30代後半であり、やや若年層に寄っているとはいえ、多少歳を取ろうと問題なく最前線で戦うことが出来ることが分かる。黒基調のユニフォームが恰好良い。
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レース中にオーバーテイクが起きれば「おっ」と声が上がり、レースが終われば自発的に拍手が起こる、暖かい雰囲気の会場であった。
マッチレース自体は浜松のチームが名古屋のチームに4-0で負けてしまったが、惜しい場面も多く見られた中での結果であり、これからのリーグを十分期待できる仕上がりだったと思う。今後このチームと、それを取り巻くコミュニティがどう育っていくのか、非常に楽しみである。
iRacing自体の魅力
私は、他のドライブシミュレータと比べてiRacingがどのように凄いのかいまいち分からない。そのため、いんでぃごの受け売りでふわっと話すが、車の挙動が非常にリアルらしい。
水温・油温などの概念まであるらしく、現実のF1カーに乗るのと遜色ないレベル感の運転体験を得ることができ、レース戦略も現実に近いものを立てていくことになる。とことん突き詰められるシビアさが魅力と言えるのだろう。
私が見ていて感じたことは、レース場のグラフィックが非常に細かく、綺麗だった。いんでぃごと度々行った富士スピードウェイを舞台にマッチレースが行われていたが、本当に見たことある風景が再現されており、これは運転手の満足感も高いだろうと感じた。
開発元が目指しているものは次の3点であり、やはりその理念があってこそ、今回のようなプロリーグ発足に繋がったのだろうと思う。
iRacing.comは次の3点を目指しています。
・最も精密なレーシングシミュレータを作ること。
・新しいモータースポーツとしてインターネット レースを開催、振興させること。
・そしてすべてのタイプ/スキルのレーサー達の全世界コミュニティを作ること。
つまり、現実のレースと遜色ない戦略やテクニックによるせめぎ合いが見られることがiRacingの魅力と言えるだろう。
eモータースポーツを通じて目指すものとは
執筆に一日置いてしまったことが惜しい。色々お言葉があったのだが、私の心に残っているものを紹介しようと思う。
一つ目は交通安全への寄与である。本シミュレータを用いた交通安全教室を通じ、地域の交通安全を推進するといったことをお話されていた。シミュレータ上であれば、事故が起きても現実に怪我をすることは無い。
事故の再現や、急ブレーキにおける制動距離や、雨天・路面凍結時のスリップの体験など、シミュレータだからこそ出来る教育が沢山あるだろうと思う。それを運転技術のプロから教わる経験はきっと貴重なものになるだろう。
二つ目は上で触れた内容と重複するが、老若男女問わない平等な勝負の場の提供である。本来F1車を運転するには尋常では無いほどの筋力や精神力、またマシンを作り、改造し、直すチームやそれを支える財力など、様々な障壁がある。
シミュレータであれば、誰でもF1車に乗ることが出来る。免許を持っていない子供でも、免許を返納してしまったご年配の方でも、筋力の関係で本来難しい女性でも、誰でも乗れる。
実際に会場では、爺孫対決が行われていた。2世代分も歳が離れていても、運転技術を競い合えるのは、シミュレータならではの光景だった。
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また、現実のレースはやはり常に死と隣り合わせの状況でレースを行うことになるが、シミュレータで事故をしても怪我を負うことはない。
安全にモータースポーツを楽しむことが出来るという特徴は、他のeスポーツと比較しても、バーチャルな空間で競技を行う恩恵がより鮮明に表れていると私は感じた。
私がeモータースポーツに期待すること
今後eスポーツの市場はどんどん拡大に向けて力が入れられることになっていくだろう。ただ、その中でeモータースポーツには唯一無二の特徴がある。
いんでぃごの受け売りになるが、それは、「現実の車と共通のドライビングテクニックを用いて、バーチャルで競い合う」点である。他のゲームはどうしてもそのゲーム特有のテクニックで競い合っていくことになるが、eモータースポーツという分野では異なる。
現実におけるフィジカルの器用さと、戦略を立てる頭の良さが大きく勝敗を分ける要素となり、一番現実とバーチャルが重なり合って、お互いの良さを引き立て合っている分野になっていると思う。
今後フルダイブの技術が確立していったときに立場が変わってくるかもしれないが、少なくとも現時点では、現実とバーチャル空間の融合を先導する立場に在ることは間違い無い。
eモータースポーツ及びiRacingが発展すればするほど、eスポーツ全体が盛り上がっていくことになる。そんな最先端の現場を体感できると思うと、わくわく、うずうずして堪らないのである。
遠州ハママツモータースの今後の活動
2月24日(月) 13:00~、群馬県のビエント高崎ビッグキューブにて、UNIZONE2025リーグの開幕戦が行われる。現地会場にて、参加費無料で観戦可能である他、UNIZONE公式Youtubeによるライブ配信、NTTマルチアングル配信にて、オンラインでの観戦も可能となっている。詳しくはこちらをご参照いただきたい。
最近情報をキャッチするために、UNIZONE公式Twitterのフォローをお勧めする。更に、遠州ハママツモータースを応援してくれる方は、是非遠州ハママツモータース公式Twitterのフォローを。
はままつ地ビールレストラン マイン・シュロスも良いビアホールだったので、マイン・シュロス公式Twitterをフォローすると、物理的に美味しい情報にありつけるかもしれないので、こちらもおすすめである。
宣伝も済んだところで、本記事を締めようと思う。私の拙い文章で、少しでもeモータースポーツプロリーグのUNIZONEに興味を持っていただければ幸いだ。それでは。