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”Walk on the Wilde Side” Archiveシリーズ#6 "Randy Newman Louisiana 1927"

米国在住中の2005年から10年近く”Walk on the Wild Side”というタイトルで書いていたBlogのArchiveシリーズ第6弾は”Louisiana 1927”。最初の投稿は2005年9月22日。

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毎日20分ほどグランドセントラル駅から歩いてオフィスに向かう。以前は混雑を避けてマジソン街を歩くようにしていたが、最近はショーウンドーを楽しむために五番街の東側(西側だとバスの粉塵がひどい)を歩いている。この20分は音楽を聴くのにも有効な時間で、iPodはかかせない。

今週のSaks Fifth Avenueのショーウインドーでは羊を使ってカシミアをプッシュしている。

二週間ほど前にNational Public Radioでランディニューマンのルイジアナ1927がかかっていたので今日改めて聞き直してみた。実は恥かしながらこの曲はアーロンネヴィルのバージョンしか意識していなかったので、ラジオで聞いていて、イントロの後の声がいつもと違ったので始めて気が付いた。

歌詞を確認してみると、どうもこの曲は1927年にあった大洪水の話であることがわかった。Boston Globe紙によると、この洪水で六州にわたって数百人もの人が犠牲になり、数十万人の人が強制退去の憂き目にあったとある。この災害は政治的にも大変大きなターニングポイントでこの災害を機会にアフロアメリカンの選挙民が一気に共和党支持から民主党支持に回り、ニューディール政策による大きな政府に拍車がかかったらしい。

ブッシュ大統領が支持率低下を心配して既に四回も現地に足を運んでいる理由もこのエピソードを踏まえたものかもしれない。

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