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自分にとって意義ある音楽を見つける旅...Treme 2nd Season "Wrap Your Troubles in Dreams"...

さて先日ご紹介したNew Orleansを代表する本物のMusiciansがCameo出演しているTremeの1st Seasonに続いて、2nd Seasonをご紹介しよう。

本シリーズは米国ドラマの常套手段である、複数のキャラクターが同時にクローズアップされその各々のエピソードがフラッシュバックのように続いているが、音楽という軸で見てみると、Trombone奏者のAntoine Batiste、Radio局のDJを何度も首になるDavis McAlary、New Yorkで活躍するJazz MusicianであるDelmond Lambreauxとその父親で誇り高きMardi Gra Indian ChiefであるAlbert、Street Musicianだが音楽的才能があるAnnie、Antoineが渋々教え始めた学校で頭角を現すRobertの音楽に対する情熱。

彼らが挫折と失敗を経て、新たに自分の音楽の道を見つけようとする姿がこのSeason 2では局所に観ることが出来た。Hurricane Katrinaから3年経とうとする中、少しずつ生活にも仕事にも人間関係にも希望が見えてくる。

1. "Sisters" by John Boutte

Season 1ではいやいやDavidに頼まれてNew Orleansを去ろうとするJanetteの玄関口でSam Cookナンバーを歌わされたJohn Boutteだが、AnnieがFiddleで参加するこの曲でのVocalが素晴らしい。

2. ”Come Out, Ye Black and Tans" by Steve Earle and Spider Stacy of The Pogues

次第にAnnieの音楽的なMentorになったSteve Earleが演じるHarley WattはLive HouseよりもStreetでの演奏を好む。ここではIrelandから来たSpider Stacyとの演奏。

3. ”It Feels like Rain" by John Hiatt

演奏だけの音楽活動から曲作りを始めるAnnieだが、なかなか自分の納得できるものが出来ない。John HiattのLiveをDavisと見る中、曲の素晴らしさ、時代を超越する曲のモチーフに感嘆する。

4. "Crescent City" by Lucinda Williams

同じくNew Orleans Jazz & Heritage FestivalでDavisと観たLucinda Williamsの曲にもAnnieは曲作りへのInspirationをもらう。

5. "Frenchman Street Blues" by John Clearly

Steve Earleが演じるHarley WattがAnnieの目の前で暴漢に殺される。ショックを受けたAnnieはそのTraumaからなかなか抜け出せない。Davidと一緒に行ったBarでAnnieも旧知のJohn Clearlyが歌うこの曲が切ない。

6. "Road Home" by DJ Davis & The Brassy Knoll

叔母をSponsorにバンドを結成し新しいレーベルを立ち上げたDJ. Davis。しかし彼が見出したLil Calliopeの作曲した曲が評判となり、またDJ.DavisのGuitarパートは知らぬ間に新しいメンバーに入れ替わる。結局Davisは自分が作ったBandにも関わらず居場所がなくなっていく。

7. ”Sex Machine” by DJ Davis & The Brassy Knoll

叔母からはCDではThe Brassy Knollの曲を一曲に削るとまで宣告され、バンドに居場所がなくなったDavisはバンドを去ることを決意。その最後のPerformanceがこれ。

8. "You Might be Surprised" by Dr. John

Delmondが参加したNew YorkでのDr. Johnのレコーディングでの演奏。この後Delmondは彼の新しい構想をDr. Johnに打ち明ける、Dr. Johnは参加を快諾する。

9. "Hu Ta Nay" by Donald Harrison Topic

DelmondがModern JazzとTraditionalなNew Orleans音楽を組み合わせたCDを作成しようと父親のAlbertをNew Yorkに呼び、Dr. JohnやRon Carterなど一流Musiciansの参加で録音するが、父親はどうも気に入らない。結局場所をNew Orleansに変えて同じ曲を録音し直すとAlbertはその出来に大満足。New Orleans Jazz and Heitage Festivalで演奏したのもこの曲だ。

10. ”From The Corner to the Block" by Dirty Dozen Brass Band-Juvenile-Galactic

DJ DavisがNew Orleansにしか無いバンドとして紹介するのがDirty Dozen Brass BandとJuvenile+Galactic連合軍。文句なしに格好良い。

最後にSeason 2の音楽シーンハイライトを。


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