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いろは言葉・い「礎」

礎(いしずえ)という言葉には、家屋や橋などの柱の下に据える土台石という意味や、物事の基礎となる大切なもの。また、その人という意味があります。

そう考えると、子供にとって親の存在もまた礎と言えるのではないかと思います。

先日見終わった中国のホームドラマでは、自分のエゴで子どもを傷つけてしまったり、子どもの進路をふさいでしまう親が何人も出てきました。
子どもを亡くして心の整理がつかず、残った子どもにあたってしまう母親。
「愛」という言葉を大義名分にして、自分の考えばかり押し付けて、子どもを否定し続ける母親。
子どもに何か与えるときには必ず条件を提示して、無償の愛を注ぐことができない父親。
子どもが育つ過程で大切な基礎となるべき親にそのような態度をとられた子どもは自信をなくし、どこか不安で、自己肯定感が得られません。
ドラマの中の話とはいえ、毎回身につまされる想いで見ていました。

親も人間なので完ぺきではありません。
それでも親となったからには親になったその瞬間から子どもの礎となる覚悟を持つことは必要なのではないかと感じています。

私も二人の子を持つ親です。
二人ともすでに成人を超えましたが、いくつになっても子どもは子どもです。
自分が生きている間はずっとずっと子どもの礎としての役割を果たしていきたいと思っています。






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