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久しぶりのパイオニア-グリクシス独創力


現状のパイオニアにおけるグリクシス所感

現状、私がグリクシスでデッキを組む場合結論は二分され、コントロールとミッドレンジの2つとなります。これは「ニコル・ボーラスと名のついたカードを上手く使うには?」という課題への私の回答は現状2つということです。

《欺瞞の主》は今回はお休み

ミッドレンジ

赤黒ミッドレンジに青を足したようなデッキ。
強みとしては《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager》や、《死体鑑定士/Corpse Appraiser》などを足した分、赤黒ミッドレンジに強く出ることができる。また、《頑固な否認/Stubborn Denial》など、打消しの採用ができる。といったところ。

欠点としては色事故・土地事故など。ミシュランも入れる過ぎると色不足で困る場面がある。起動コストが軽く強力な変わり谷も採用できない。デーモン型にするとこの部分はより影響が出てしまう。

コントロール

明確な有利も無いが不利もない。ただしコントロール自体が追い風なので全てのデッキ相手に40/100点といったデッキ。器用貧乏に近い。
カードが強い弱いではなく、コントロールという道筋にあっているのは青白で、プレインズウォーカーを比較しても

  • 耐えることに長けたテフェリー

  • 有利な場合に蓋ができる龍神

とテフェリーの方がコントロールに向いている。

強い弱いというより向き不向きの話

さらに白は全除去が多く、《太陽降下/Sunfall》《告別/Farewell》、《至高の評決/Supreme Verdict》と強力な中から選び放題。

黒でまともなのは《死人に口無し/Deadly Cover-Up》くらい。4マナと5マナを選べる。5マナと6マナで他のパーマネントタイプも消すか選べる。と考えると選択肢の時点で大分差がつく。

弱いわけではない。

ニマナ打ち消しは《喝破/No More Lies》…色拘束の違いこそあれど《かき消し/Make Disappear》とは差がつく。

色拘束はあれど比較したメリットが二つ

勝てるのは《思考囲い/Thoughtseize》と《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》くらい。どちらもコントロール以外でも強いカードなのであまり基準にはならない。

過去の回答:グリクシス創案

《創案の火/Fires of Invention》を使用したコンボデッキとしてグリクシス創案を使用していた時期もあった。

長くなるので今回は省略するが、《表現の反復/Expressive Iteration》の禁止とエニグマの台頭により解体になった。楽しいデッキだし、別にまったく環境デッキに歯が立たないわけではないのでどこかで復活を目指して記事にまとめたい。

HotPoint:一芸足すには?

数か月コントロールを握り得た感想はつまるところよろしくないの一言。好きで使っているとはいえ、立ち位置が悪いコントロールの中でさらに立ち位置が悪いのだ。
負けが込んでいる…ということで何か新しい要素足して、別方向でも勝てるデッキに転向しようと考えた。耐えて勝つのはテフェリーくらいのpwがいないと再検討に値しない。

L.《変態変異/Metamorphic Alteration》

《ドロスの魔神/Archfiend of the Dross》
+
《変態変異/Metamorphic Alteration》

【利点】

・ビートダウンデッキとしてもあつかえる。
《ドロスの魔神/Archfiend of the Dross》は元々そういうデザイン(デメリットのあるアタッカー)なので、《止められぬ斬鬼/Unstoppable Slasher》や《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser》などを足せば20点狙うことができる。

【欠点】

・《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager》と《ドロスの魔神/Archfiend of the Dross》がマナ域がかぶる。

・クリーチャーのいないデッキ対面では不要牌が多い。
《変態変異/Metamorphic Alteration》《致命的な一押し/Fatal Push》で最低限8枚は不要牌

R.《不屈の独創力/Indomitable Creativity》

【利点】

・デカブツが好き(趣味)

はい。

・複数プランが取れる。
《不屈の独創力/Indomitable Creativity》だけでなく、《敵対するもの、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Adversary》などのPWや《ゾンビ化/Zombify》などの墓地を経由したサブプランが採用可能。

【欠点】
・固定枠が多い。
色が多いのとコンボに纏わるカードが一定の割合を埋めるので柔軟さはない。

・生物・置物が採用できない。
コントロールに寄らせる場合、メインボードはあまり問題はないが、《減衰球/Damping Sphere》をはじめとした協力なサイドボードカードが使えない制約が発生してしまう。

結果:Rを選択

【選択理由】

  • コントロールを二次候補に持てる。

  • 赤・青・黒である理由を持てる。

  • 好きな生物が使える。(ここは完全に趣味)

完成したリスト

既存の独創力と異なる点は?

《死人に口なし》と《龍神、ニコル・ボーラス》

《不屈の独創力/Indomitable Creativity》だと対戦相手に割れた場合、コンボに注目が行く。それに対するサイドプランとして《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》を採用した。
相手が受けに回った場合は墓地対策が効かず対象不成立にならないプレインズウォーカーを、そうでない場合は最速のコンボを目指す形となる。
サイドに全除去を取り、カウンターなどのコントロールカードを多めに取り、傾向を変えることができるようにしている。

コントロールカード

《三歩先》


打消し・コピートークン作成・ルーティングの三つのモードを持ったインスタント。打消しがあるのでコントロールカード扱いをしているが実際はどのモードも使う。
打消しは言わずもがなでルーティングはコンボパーツを探したり、《ゾンビ化/Zombify》用にフィニッシャーを墓地における。
コピーはアトラクサをコピーして使いまわしたり、疑似的な除去回避としても使用できる。特に《ヴァルガヴォス》が《シェオルドレッドの勅令》に弱いのだが、それを回避できるのも良いポイント。

《幻影の干渉/Phantom Interference》

このデッキにおいては《かき消し/Make Disappear》よりも強い打消しカードになった。2ターン目のアクションを妨害でき、マナがあまる終盤ではトークンをインスタントタイミングで用意できる。
放題なので打消しはできずとも、マナを潰して妨害の目を消しながらトークンを出すなど器用そうな一枚。

最後に

長々と語りましたが、現状は机上の空論状態ではあります。
この記事が公開されるころには、このデッキを持って大会に参加していることでしょう。どういった結果になったかまた良いフィードバックがあることを祈りつつこの辺で。


こちらの記事(久しぶりのパイオニア-グリクシス独創力)はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC."




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