BSDに狂わされた話

*2018年6月10日の記事の転載です。

映画特典の小説2巻ともお借りして読んだのですが、あれですね、同人誌でしたね。
なんか作者が楽しそうで何より(褒め言葉

前までは「太宰が織田作のために~」的な展開にはキャー!!ってなってた
(寧ろつらいしんどいなきたい……?)
けど今は凄く穏やかな気分です。
そやね、この二人好きだもんね、みたいな感じ

織田作が小説を書いている世界線を救いたい太宰。
それって本当に太宰という人間が人間じゃないみたいで全て織田作の為に動いているというか動かされてるみたいなのがなんとなく薄ら寒いというか、こわい、というか。
アニメは「織田作の遺志をついで佳い人になった私」みたいな感じがすごくして、あ~織田作好きなんだな~みたいな気持ちが湧いてくるんですが原作ベースだと「太宰は何故そこまで織田作を妄信してるのか?」って怖くなるというか、大丈夫か? ってなる。
う~ん……本当に太宰治という器には何も無くて織田作がそこに生きる意味=現世に縛るものをつくったから器が無理に魂を定着させて削れながら動いてる感じ。

過去も読んだのですがあれですね、やっぱり太宰の一人称『僕』でしたね。
森さんと会った時の太宰は子供を演じてるような感じで次は大人を演じなくてはならなくなったみたいな印象。
Qちゃんの事件からもっと心を閉ざすのかな~、とか。
中也の過去は明かされそうな気配ありますが太宰の森さんに会う前はどうなんだろう。
今のドスドス戦で実はこんな罪が……みたいな感じで明かされてくれたら嬉しいなと思う。
……まぁ、ないと思うけど。

なんとなく伏線とか凄く細かく張ってて推理も組み立ててて、でも全部回収しないでTwitterでニヤニヤしながら連載終えそうだな~みたいな感じはある。
本人はその気無くても、最後まで読者を引っ張る為の釣り糸は常に垂らしてあるみたいな~。

とまぁ、色々思う事はあるんですがあれですね
原作の展開が面白くなってきましたね!(そこに落ち着く)
あと外伝読んだんですが辻村ちゃんがひたすらに可愛かった……うん、いいキャラでした。
原作でももっと活躍して欲しいですね。

今回で色々資料出たから年表作りたい気もあるんだけど資料足りなさ過ぎてつくれないなぁ。
ドラマCDとかにもヒントありそうだしそうなると本当に無理。
他の考察者さんにお任せします……。