悪魔の鍵
悪魔 だと言われた
人の心がないと
だってわからないものはわからない
わかろうとはしたさ
何度も何度も 自分も傷つけて
わかろうとはしたさ
だけど他の場所にある脳がわかるわけないだろう
ほら、コンマレベルで自分の細胞ですら変わるし違うのだから
私は理解されないし されなくていい されたくもない
だから一生鍵をかけました
自分でも自分を見失うように鍵を失くしました
痛みを感じずに済むからです
愛さなくていいからです
それでも時折鍵をかけた隙間から溢れるほど
赤い血が通うことがある
キレイなままでいたのに 汚れた天使が生まれてしまう
きみのあまりの美しさに願うよ
薄情で冷たい 悪魔でいさせて欲しかった