コバシンの親父の話。高校編

前回のおさらいです。。。

鹿児島から南に約500キロ行った小さな島の徳之島と言うところで生まれ育ったコバシンの親父ですが、高校生になり当時徳之島・・いや鹿児島で1番荒れていると言っても過言ではないだろう伊仙町にある農業高校に進学することになりました!!

小さな島ではその当時、島の町議会議員になれるかどうか(自分達が応援している人が議員になれるかどうかで)その後の仕事や生活に多大なる影響を及ぼすくらいの言わば戦争状態で、伊仙町と言ったら当時はその議員選挙で対立者同士の争いや最悪な場合殺し合いまでもあった程だと聞いています。

そんな伊仙町にある高校に通い始めたコバシンの親父は不良の多い中、波風立たないように過ごしていましたが、空手をしている事を聞き付けた不良についに目を付けられるのでした。。。

ある日学校から帰ろうとした時に後ろから「オイ!喧嘩しようぜ!!」
そんなごく普通の生活では聞く事のない言葉を背中越しに掛けられました。
親父が振り返るとそこには5.6人の不良グループが・・・
人数よりも親父がビビってしまったのは、その不良グループの人達の手には
鎌などの刃物が握られていた事だったそうです!!

絶体絶命の大ピンチだった親父は腹を決めてリーダーの男の目だけをグッと
見て微動だにしなかったそうです!!
怯むでも脅し返すでもなくただただ相手の目をグッと見たまま佇むその姿に
不良グループのリーダーが逆に怯んだらしく「もういい!帰れ!!」
そんな捨て台詞をはかれてその場は収まったそうです。

この出来事をきっかけに不良グループ全体から一目置かれた存在になった
親父は荒れ果てた学校での高校生活を何も不自由ないどころか、高校3年に
なる頃には生徒会長になり不良グループを束ね生徒と先生の橋渡しになるような存在にまでなっていたそうです!!

そんな親父は大学進学を宮崎県にある南九州大学へと決めて、育種学を学ぶ為に生まれ育った徳之島を旅立つのでした。


                            つづく・・・

次回、波乱に満ちた大学編始まりです!!

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