【日記】理系大学生の学生生活 #6

前回は研究室のゼミについてお話ししました。
今回は卒論についてお話ししていきます。

卒論は卒業前最後の関門です。
(実は、卒論を書かなくていい学科がありますが・・・。)

文系の卒論は調べたり自分でアンケートを作って統計を取ったりすることが多いです。
理系の卒論は基本的に研究したことを卒論に載せます。
卒論の形式は前回説明した論文の流れとほとんど同じだと思っていただければいいと思います。
卒論の内容を良くするためには日々の努力が重要になってきます。

私の大学では、以下の流れで卒論時期は進んでいました。
卒論概要提出→卒業発表→卒論提出

卒論概要提出に関しては、
研究背景や実験方法、結果、展望などを簡単に1000文字程度で記述します。
卒論概要は卒業発表の際に、他の研究室の教授も読むので、何度も添削指導を受けながら完成させます。


卒論概要提出後、3~4週間後に卒業発表を行います。
8分の発表2分の質疑応答という流れになります。
8分の発表はとても短く(多くても3000字程度の情報量)、教授や学生の前で発表するので、どこの研究室も卒業発表前に何度も練習して、時間内にわかりやすく伝えられるようにします。
教授たちから、いわゆる「素人質問なのですが・・・」というのも飛んでくるので、しっかり準備する必要があります。


最後に卒論提出があります。
卒論提出が卒業発表より後というのはかなり珍しい方だと思います。
卒論は指導教官である自分の教授に受理されたら終了となります。
私の卒論は大体26,000字、図は19までで画像やグラフを40個分、
表紙や謝辞を入れて46ページ分書きました。
学科の中では多いほうだと思います。
これを大体2カ月弱で作りあげました。

教授も自分の学生を留年させると、指導者として問題があると思われるので、余程のことがない限り卒論を受け取ってもらえるので、発表の時よりはリラックスしていました。

以上のことが1月から2月の間で行われることです。
大学生にとってこの時期が一番大変だと思います。


最後に、1つアドバイスをさせてください。
理系の卒論は4年生の研究活動で作られるものです。
研究なので、1年間で新しい発見が得られることもあれば、得られないことも大いにあります。
また、研究室の方針時の運もあるので、納得できる卒論にならないかもしれません。
研究活動中は色々なことに追われて、大変なこともあるかもしれませんが、卒論が終わった後の達成感や安堵感は凄まじいものです。
理系は入学してから卒業するまでずっと頑張る必要がありますが、成長する良い機会だと思うので、理系の皆さんやこれから理系に進む学生さんにはぜひ積極的に挑戦してほしいと思います!!!


次は大学院のことについてお話しします。


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