苦手な人から学ぶこと〜嫌いを知ることはスキを確認すること〜
私には苦手な人がいます。
保育園に新卒で就職し
" みんな仲良し、みんな友達 " と子どもたちに
お話していました。
しかし、当時保育園の先生の中でイジメや
差別は公然としてありました。イジメや差別を
平気でする人が苦手でした。
それからかなりの年月を経て
私は転職を重ね、
今は病棟保育士として働いています。
転職を重ね、また長く生きてきて思うのは、
どこにでも、イジメを含む残念な行為を
平気に出来る人はいる、ということ。
しかし、それは自分が勝手に苦手意識を持ち
相手を見て残念と思うに過ぎないのかも。
他人から見れば" 別に気にしない行動 " である
可能性もあるのです。
最近私は、職場で苦手な人に対して、時折
観察する目を持つことを心に留めていました
当然ですが、私の仕事は
目の前の赤ちゃんにへの寄り添いが
何より大切です。
数秒目を離せば、目の前の赤ちゃんの心拍数
呼吸数が変わり、危険な状態になり兼ねず
寄り添いは赤ちゃんの生命を守る大事な責務。
ただし、業務には備品を取りに行ったり、
赤ちゃんのベッドのリネン交換などもあり、
そんな時にちらっと苦手な人の行動や言動を
出来る限り観察してみたのです。
苦手な人を観察すると、自分がその人の何に
苦手と反応するのかが分かります。
例えば、私が職場で苦手なNさん。
誰かに「この業務ってお願い出来ますか」
と依頼されたNさん。
その日上司が休みで確認が直ぐ取れない(確認
するところを見たことがないです)ときに、
その業務を保育士が今まで1度も
携わっていないにも関わらず誰にも確認せず
「あー大丈夫大丈夫。やりますね」
とあっさり引き受け、
入社してまだ半年足らずの保育士に
「これ頼まれたからやってくれると助かるわ」
とやんわりと言う。
言われた人はNさんから ″依頼された″
と受け取り、業務に取り掛かろうとする。
その人に私が
「この業務は保育士がやってもいいか、
上司に確認してからの方がいいかも」
と声をかけると
「Nさんに言われたんです」
と言って業務を開始。
その業務で支障が起きると、Nさんは
「あ!勝手にそんなことやって!!」
と白々しく言ったあげく、
依頼主に謝罪。
上司には勝手にその人がやり支障が出て
自分が謝ったと平気で言ってのける。
私が上司に事の顛末を話すと
上司は理解するもののNさんは納得せず
自分は正しいと譲らない・・・
しかも依頼主に口合わせをしており
″ kururiさんが私を陥れようとした ″
と言うから目も当てられない。
私はNさんの誠実さの欠片もない言動に
がっかりするし、とても気分が悪い。
自分がNさんを苦手な部分がそこにある。
苦手だったり、嫌いだったりすることを
確認することは、全く楽しくなく
寧ろ嫌な気分に。
毎回確認する必要はないけれど、
敢えて苦手で嫌いなことを直視することで
自分が嫌い・苦手はどういうことなのかを
再確認できるのです。
と同時に、スキなことの確認に繋がります
私は、やはり嘘をつかず正直にいる人が
スキなんだ、と分かります。
更に、苦手な人には出来るだけ距離を置く
それが出来ない状況の私の場合は、
″ 苦手・嫌い ″ は当然ながら口に出さず
笑顔を作りながらも、心のなかで
耳を閉ざし目を閉じて苦手な言動は
スルーしていく。
苦手な人に自分の大切な心と時間を
奪われないようにしたいです。
苦手な人から、
自分がなぜ苦手か嫌いなのかを知る事で
自分が何をスキなのかを確認する。
そして、
嫌い・苦手なことは なるべく流して
自分のスキを深堀りしていく
心の余裕を持ちたいです。
今日も1日が始まりました。
自分の機嫌を取り
気持ち良い1日を過ごします。
#ジブン株式会社マガジン
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