
【新発見】子どもの習い事選びで気付いた学び
こんちは、かわこうです!
先日、子どもの習い事に関する記事をかきました。
記事では、長女の習い事について、
・今習っているピアノは好きでも得意でもなさそう
・思い切って辞める経験もしてほしい
・余白を残してあげて内発的動機付けを促したい
という話をしました。
妻も状況の認識としては一致しているのですが、
“ピアノ”に対するこだわりがあるようです。
そんな中、妻が「ここの教室ならどうか」と、別の教室を探してきて、
体験の予約を入れてくれていました。
その体験に行った時の話です。
ご自宅の練習場の中はこだわった内装で、シャンデリア的なライトからちょっとしたブランコにたくさんのぬいぐるみなど、芸術家っぽい雰囲気。
先生は明るくて第一印象は良い。
先生と私達夫婦でいろいろと話をさせていただきました。
最も印象的だったのが、“音楽を楽しむ”ことにこだわっていること。
今長女自身がなかなか練習に向かう姿勢がなくて
困っていることを相談すると、
「いきなり音符を読ませて楽譜をなぞるような練習ばっかりさせても
楽しくない。音楽は楽しいということをまずは感じさせないと」
と。
実際に長女へのレッスンをやってもらうと、長女は簡単な「ド・レ・ミ」の
繰り返しぐらいの楽譜に対して、先生の芸術的な伴走が入り、ちょっとした短い練習曲でも、「お~」っとしびれた。
長女も笑顔で楽しそう。
こうやって、音楽に乗ることの楽しさを体感してもらって、“もっと弾けるようになりたいから音符を覚える”というように、目的を作ってあげるそうだ。
大事なことは、“正しく弾く”ことではなく、表現すること。
情景を思い浮かべて、楽しそうに弾くのか、悲しそうに弾くのか、どう表現するかで、曲調が全く変わってくる。実演を交えて教えてくれた。
先生は最近この本の著者からコーチングを学んだとのこと。
どのように練習に向かわせるかとか、
声掛けの方法など、これまで以上にレベルアップされたみたい。
「全く練習しない時期があっても良い。学校での悩みとか人間関係の悩みとか、子どもなりにいろいろあるから。レッスンの時に弾くだけでも良い」
と、子どもに寄り添ってくれる姿勢が温かい。
日頃の練習に対する親の関わり方も、相談に乗ってくれそう。
ちょうどこの体験の前日に発表会があって、
夜、「今日の発表会がんばったね」という話をしていた時に長女は、
「でも、○○ちゃん(同級生)の方が難しい曲をしてたから私は頑張ってないよ」と言ったので、慌ててフォローしたが、この感覚はショック。
このことも先生に相談して、
「難しい曲をスラスラ弾くことが良いことではなくて、ちゃんと自分なりの表現ができているかどうかを教えたい。1人1人に個性がって、その子にしかできない表現が必ずある」
と。
何から何まで今まで習っていたピアノ教室の先生とは違って、
うまくいきそうな感じがした。
もともと得意かどうかは置いといて、好きじゃないならやらなくて良いと思ってたけど、好きになるかどうかは先生の力量によって変わってくるのではないかと。
まだ小学1年生と考えると、完全に内発的動機付けに任せるというよりは、外からの刺激を与えてあげることも重要なのでは、という感じがした。
他にも、
・レッスン時間が60分とみっちり(今の教室は30分)
・練習時保護者が見ていても良い(今の教室は子どものみ)
・発表会はいろんな楽器を使ってみんなで盛り上がる形式
(今の教室では1人1人淡々と弾いていく)
という点も良く、月謝は上がるものの、本人も含めて家族みんなが
教室を変わることを即決。
これから僕もレッスンに行くのが楽しみです。
僕が、ピアノはもう良いんじゃないかと思っていた理由に、
本人の適正を見ていたことと、費用面も気になっていました。
でも今回月謝は上がります。要は、この費用をかけてでも、
習わせる価値があるものかどうかを見ているんだと思います。
前の教室は低額でも習わせる意味を失いかけてたところ、次の
教室は多少額が上がっても、習わせたいという気が湧く。
あとは、必ず自分で体感することも大事。
もしこれを妻だけが体験に言って、後から話を聞いたとしても、
「もうピアノはいいよ」と言ってたかも。
リアルの体感はとても重要。
そんなこんなでピアノ教室をうつることになり、
この過程でいろんな学びがありました。