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サバゲーYouTuber収益化へのロードマップ チャンネル開設、チャンネル序盤の攻略

前段の長ったらしい解説を見て頂いたのであれば、Youtubeにおける再生数が伸びる方法は何となく理解いただけたと思います。
ですが、具体的にどうするのか?それが分かっていれば苦労しないです。
現状すでにチャンネルを開設している方に伺いますが、
一人称のアクションカメラで撮った、自分のサバゲープレイ動画を永遠と垂れ流ししていませんか?
そういった動画を配信していても、余程あなたがサバゲーが上手いか、すごく面白いことをやれなければ誰もそんな動画見ません

装備系サバゲー動画だったら大体この人

サバゲーをやっている人なら、P.O.さんをご存じの方も多いかと思います。
主にゲーム中の動画を挙げている方ですが、最近の動画は1万再生行かないことも多いです。チャンネル登録者7万人以上いる方でもこの状態です。

サバゲーのゲーム動画の第一人者かと思います

ゾンビマンさんは1万再生どころか4万再生など再生数を伸ばしています。
「いや、サバゲーのゲーム動画で伸ばしている人いるじゃん!じゃあ、チャンスあるでしょ!?」と思ったかもしれません。
ですが、ゾンビマンさんやP.Oさんとは既にスタートが違うのです。
何年も前からパイオニアとして動画を上げ続けている人と同じことをしてもチャンネルパワーがそもそも違うので勝負になりません
では、どうすれば良いのか?順番を追って説明します。

1.チャンネルコンセプトの見直し(まだ開設していない方は確定)

まず一番最初にチャンネルコンセプトを確定させてください。
チャンネルコンセプトは非常に重要な項目です。
視聴者が動画を見て、”面白かった””ためになった”と思った時、他にどのような動画があるか、そのチャンネルを見に来ることがあります。
そこで視聴者が希望しているような動画が無ければチャンネル登録まではしません
ここで言うチャンネルコンセプトとはこのチャンネルはサバゲーにおいてこういう動画を配信することに特化したチャンネルであると一目見て分かるようにすることです。
それはチャンネルバナーや概要欄すでに配信済みの動画を統一することを言います。

私のチャンネルの動画リストです。
何の配信を主にしているか動画リストで分かるかと思います。

問題はこのチャンネルコンセプトを何にすれば再生数をとっていけるのか?ということになります。
チャンネルコンセプトを決定するために必要な作業は徹底的なリサーチです。このリサーチをせずにノリと勢いに任せたチャンネル運営をするとほぼ確実に失敗します。(後述しますが私も失敗しました)
具体的なリサーチ方法を解説します。

1,各ブラウザで名称は違いますが、”プライベートブラウザ(iPhoneの場合)”でYoutubeを開きます。
2,検索に”サバゲー”だけでなく”サバゲー ○○”と入力して検索
3,直近1年の再生数が多い順に並べて、再生数は多いけどチャンネル登録が少ない動画をピックアップ

これはサバゲー初心者で検索してみた内容です

ここで大事になってくるのが”サバゲー ○○”の○○の部分を何にするかです。この”○○”で再生数は多いけど、チャンネル登録者が少ない動画が多く見つかるキーワードがチャンネルコンセプトの狙い目となります。
”サバゲー”だけ検索キーワードではダメなのか?と言われそうですが、
”サバゲー”だけの検索キーワードだと広義すぎてチャンネルコンセプトを決めきれません。
あくまでここで作りたいチャンネルコンセプトはこのチャンネルはサバゲーにおいてこういう動画を配信することに特化したチャンネルであるということです。
例えば”テクニック” ”服装” ”フィールド”などなど色んなことが考えられます。
Googleトレンドを利用しても良いと思います。
Googleトレンドで”サバゲー ○○”で月間何回検索されているかで
気になっている人がどれだけいるかを判断できます。
狙い目が分かった後はご自身で動画として作ることが出来そうな内容とマッチしている必要があります。
一つ私の経験上、アドバイスできるのが初心者や経験の浅い人に向けた動画である方が後々つまずきにくいと思います。
理由は圧倒的に人数(視聴人口)がそちらの方が多いからです。
例えば、「MARSOCの装備に関して」という動画を配信したとしてもMARSOCに興味がある人が統計的に多いという根拠があれば良いですが、
普通に考えてもサバゲー初心者人口よりも少ないことは想像できるかと思います。
また、なぜわざわざプライベートブラウザで開く必要があるのかですが、
既にYoutubeにチャンネル登録や視聴履歴が残っている状態だとその内容に引っ張られてしまい、真っ新な状態で検索がかけられない為です。
ある程度チャンネルコンセプトが確定できたら、チャンネルバナーと概要欄を整えてください。これはできれば最初の動画をアップする前に実施している方が好ましいです。

一応この横長の画像がチャンネルバナーです。
このどんなチャンネルか説明したのが概要欄です。


2,一例 私の場合どうしたか?

何て色々偉そうな言葉を並べていますが、私のチャンネルも最初から全てが出来ていたわけではないです。
私の場合を一応例としてあげます。
最初にチャンネルコンセプトはしっかりと考えリサーチもしました。
その時私が見て参考にしたのが正直言うと”P.O”さんの動画です。

P.Oさんの動画を再生数順に並べた状態

この時100万再生以上ある動画に目を付けました。「これは他のサバゲー動画と何が違くて伸びているのか」ということを考えました。
私のその時の結論が

1,3人称視点で撮られている
2,装備をガッチリ着ている
3,どこかシネマティックな表現
4,サムネがカッコイイ

でした。(結局全然違かったのですが…)
そういったチャンネルコンセプトで動画を配信すれば、再生数が伸びると考えました。結果は惨敗でした(笑)。私の動画では再生数が一番伸びた動画でも1000回ほどでストップ、配信する頻度も多くなかったのでその後も動画は伸びませんでした。
そこで戦略を変え、先ほど申し上げた検索方法でリサーチを徹底的にかけました。
私が検索したキーワードは(”サバゲー”は共通)
”初心者” ”装備” ”プレキャリ” ”ヘルメット” ”迷彩” ”ショップ”
などです。
そうすると色々な装備の紹介銃に関してなどの解説が再生数が多いということに目を付けました。そう、ハウツー系が再生数を伸ばしていたのです
ここまで来たら後は実行に移すだけです。
ちょうどカメラマンとして参加していた”MilsimLite”があったので、このイベントを広める意味でも解説動画を作成して配信しました。

結果として初めて1万再生以上の動画に

結果、1つの動画を当てるという成功体験ができたということになります。


3,えっ⁉ハウツー系の動画出せってこと??

何となくここまで聞いているとハウツー動画を推奨しているように聞こえると思いますが、その通りです
サバゲーにおいてハウツー動画はそこまで多くありません。エンタメ要素が強いサバゲー動画でしたら今はショートの方が確実に需要があります。
”Youtube”だけでなく”tiktok”や”insta” ”X”などネットメディアは視聴者の可処分時間の奪い合いをしているのです。
エンタメ要素が強い動画はどうしても短くサッと見ることができるメディアに流れがちです。
要は腰を据えて視聴者はエンタメ系の動画をあまり見ていないのです
希少なゲーム動画を長尺で見る人は既に”ゾンビマンさん”や”P.Oさん”でゲーム中の動画を見るわけです。
その人たちがさらに他の知らない人のゲーム中の動画を見るでしょうか?見ないですよね?
そんな動画を見ているなら、他の短い動画を見に行ってしまうわけです。
世の中にはサバゲー動画だけでなくても短くて面白い動画が沢山存在していますし・・・。
そしたら既にパイオニアに独占されつつあるサバゲー動画市場をどう戦っていくかと考えたら、ハウツー系の動画がやりやすいということになります。
さらにハウツー系の動画は1分そこらで短くまとめてしまうと信憑性に欠けるという特性を持ち合わせています。そうなると長尺の動画を配信できる”Youtube”が唯一無二の存在になるのです。

エンタメ系で勝負したいという方も中にはいらっしゃるかと思います。
やるならショート動画です。
私が今からエンタメ系の動画を作るとなったら、確実にショート動画で勝負します。

12月31日に登録者10万人を達成したチャンネル

ショート動画をうまく活用して急激に登録者を伸ばしているチャンネルもあります。べらぼうにショート動画を投稿して登録者をこの一年で9万人ほど増やし、一気にサバゲーチャンネルでは登録者を多く抱えるチャンネルとなった”やまだゐげーむず”さんです。
Youtube shortは拡散力が高いので登録者を増やすという面ではかなり有効な手段と言えます。
注意点としては現状では広告単価が非常に低いこと(1再生あたり0.01円くらい)とショート動画から長尺の動画への導線をしっかり引いていないと、いざ長尺の動画を配信した時に全然伸びないということがあります。
理由としてはショート動画で登録した視聴者はショート動画しか見ない傾向が非常に高いからです。

私のチャンネルにおける長尺の動画とショート動画の比率

私はあまりショート動画を出していません。(2025年1月時点でたった8本)
ですが、ショート動画のみの視聴者が10%もいるということになります。
今は長尺の動画も増えてきたので10%に落ち着いていますが、
一時期ショート動画が伸びてしまった時は30%近くの視聴者がショートのみの視聴となってしまっていました。
ちょっと興味本位でショート動画を配信した私は逆に焦りました…。
このままショート動画が伸びてしまうとチャンネルが死んでしまうと思うくらい危機感を持ちました

結局何が言いたいの?と言われそうなのでまとめると…
・エンタメ路線で行きたいならショート動画
・ショート動画の視聴者はショートしか見ないと思っておくこと
・ショートから長尺の動画への導線が引けるなら、やる価値はある
・ショートから長尺の動画へ路線変更したくても難しいこと
以上のことを頭に入れてチャンネル運用することがエンタメ路線で行くには必要かと思います。

4,チャンネル初期はSEO対策で伸ばす

さて、話が大いに逸れてしまいましたが本質の話をします。
ここまで我慢して見て頂いた方は
・チャンネルコンセプトを確定させて動画投稿すること
・ハウツー系の動画にチャンスがあること
・サバゲーの中の何かに特化したチャンネルを作ること
と言うことがチャンネルを伸ばすのに必要だと理解いただけたかと思います。
ですが、ここまでやっても正直最初から動画がバズって再生数が爆上がり、登録者もガッポガッポなんてことは余程の”運”と”動画の質”、”サムネの力”がなければ難しい話です。
どうやっても最初はYoutube側もあなたのチャンネルを伸ばすべきチャンネルかどうか判断がつきません。
そうなるとどうなるかと言うと動画を出しても、出してもYoutubeのおすすめ欄、Youtubeを開いた時のトップ画面にあなたの動画は出てこないということになります。

なので、最初のうちはSEO(Search Engine Optimization)対策。
要は、視聴者が検索した時にあなたの動画が出てきやすいようにする仕掛けを行っていくことが非常に重要です

MilsimLiteの解説動画後すぐに出した動画

上の画像に出した動画はMilsimLiteの解説動画でハウツー系の動画に反応があると分かった為、私が初めてSEO対策として配信した動画です。
この動画の配信は24年5月、半年以上経った25年1月でも再生され続けています。

4万再生の15%が検索なので6000回検索で再生されている

動画を配信してから7カ月ほど経ったところで6000回検索で再生されているということは1カ月1000回弱の再生をこの動画一つで作ることができます
1年経ったら検索だけで1万回は再生される可能性があるということになります。

では、具体的にSEO対策をどう行っていくかですが、ここで大事になってくるのがチャンネルコンセプトです。
チャンネルコンセプトを決める際に徹底的にリサーチをかけたかと思います。
その時に何個かあるハズです。
自分に作れそうな動画で再生数が取れていて、且つ数年以上前に配信された動画が未だに検索トップで出てくるような
その時に検索したワードの組み合わせを狙って動画を作ります。
そして、そのリサーチの時に見た動画よりもクオリティの高い動画とサムネを作れば良いのです。
「いや、パクリじゃん」
とか言われそうですが・・・
Youtubeには既に数多くの動画があり、あなたが考えた動画はほぼ既出の動画です。
勿論、その動画の内容をを丸パクリはダメですが、企画は結局似通っても問題ありません
Youtubeは後出しじゃんけんができる動画プラットフォームなのです。

私の場合は”サバゲー 装備 初心者”で絞っていきました

以前に私が検索した時もLayLaxさんの動画以外にもサバゲーの初心者向けの装備に関しての動画がありましたが、既に4年以上経っている状態のものばかりでした。
その為、検索ワードに引っ掛かる仕掛けをして動画を投稿したということになります。
検索ワードに引っ掛かる仕掛けとはタイトルと動画説明欄に”検索ワード”を入れること
先ほどから出している私のSEO対策動画においては
”サバゲー 装備 初心者”
というワードを検索ワードとして入れています。
勿論、これだけでは検索上位には出てきません。あなたが出す動画の以前に出している動画よりもクオリティの高い内容と動画の尺の長さ、そして工夫したサムネが必要になります。
この辺は前段で説明はしていますが、視聴者が長くその動画を見ることをYoutubeは好みます。
また、サムネがクリックされなければ、そもそも検索であなたの動画が出てきても見られることが無いのです。
そうなるとSEO対策を講じたとしても、動画の成績が良くない為、検索にヒットしてもYoutubeが優先して出すべきではない動画と判断してしまいます。
後出しじゃんけんができるとしても、最終的には先人たちが出している動画に勝っていかなければならないと言うことになります。

5,まとめと余談

サバゲーYoutube収益化へのロードマップのチャンネル開設と序盤の攻略をまとめます。
1,徹底的なリサーチを行って、チャンネルコンセプトを決める
2,出来ればハウツー系 エンタメ系をやるならショートで
3,序盤はSEO対策(検索ワードはリサーチ)
この3点がこの項目で重要なことになります。
ここまでこの長い文章を見て頂いた方なら、ある程度お気づきかもしれませんが・・・
Youtubeにおける動画を伸ばすために一番重要な能力は
「徹底的なリサーチができて分析ができる能力」
です。
もちろん動画の編集技術やサムネのデザイン性も重要な能力です。
ひと昔前のYoutubeだったら、それだけでも伸ばすことができたようですが今はほとんどの動画配信者のクオリティが上がっているので、技術だけでは動画が伸びていかない時代になっています。
(逆を言うと技術が無いと他の配信者と逆差別化になってしまうのも事実です)

正直言うとリサーチが出来て、ある程度動画編集、サムネのデザインができる方ならこの序盤の攻略で”チャンネル型”が作ることができて数字は自ずと伸びていくと思います。

次回は登録者の増やし方に関して解説していこうと思います。




余談・・・
すんごい余談です。
このノートの最初の方に
一人称のアクションカメラで撮った、自分のサバゲープレイ動画を永遠と垂れ流ししていませんか?”
こんなことを書きましたが「あん?」とちょっとムッとした方もいらっしゃるかもしれません。
それで既に成功している方でしたら、そもそもこんなノート見ていないとは思います。
良い例がYoutubeの配信者にいらっしゃったのでここで載せます。

「色々隠してあって訳分からんがな」となると思いますが、本人に対して不名誉なことを申し上げるので、色々隠しています。
注目して欲しいのは動画本数、そして視聴回数です。
チャンネル登録者は1000人を超えていて、収益化条件を満たしています。
問題は動画本数に対しての視聴回数です。
1000本以上の動画を配信していますが、130000回の視聴回数ということは
1本の動画に対して平均130回しか視聴されていないということです。
早い話、この方の動画は
一人称のアクションカメラで撮った、自分のサバゲープレイ動画を永遠と垂れ流し
の動画なのですが登録者が1000人いたとしても、この視聴回数ならハッキリ言って広告収益なんてほぼなかったのではないかと思います。
投稿自体をもうやめてしまっているようですが、過去の動画が伸びているような形跡も見られません。
(恐らく思ったよりも稼げなかったからだと思いますが・・・)
動画を作ってアップロードするってかなり大変な労力です。
(この人は拘って動画編集もサムネも作っていないようなので大して労力かかってないと思いますが)
折角Youtubeをやるのであれば、そのかけた労力が無駄にならないように戦略を持ってチャンネル運営していくべきと私は考えます。

最後に・・・
本気で作った動画だとしたら本数は誇っても良いと思います。
そうでなければ動画本数は別に誇る物でも何でもありません。

今回は以上です!

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