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勉強計画の立て方 目標・To do設定編

勉強計画をうまく遂行するには、

目標・To do設定 × 時間・タスク管理

 私は、この両方ができていないと、
勉強をうまく進めることができないと考えています。

計画がうまくても、実施できなければ、
その計画は意味がないし、
勉強をしていても、目標なしの勉強は、
良い結果が得られるとは限りません(無駄な勉強になる可能性があります)、
時間がたくさんあっても、何をするか決まっていなければ、
その時間は無駄な時間です。

今回は、目標・To do設定で
どんな風に目標・To doを設定したらいいのか
私が何を気を付けているのかをご紹介していきます。


目標・To do設定で重要なこと


どんな自分になりたいかの理想を描き、
そこまでのプロセスを現実的に考える。

目標≒理想の自分の姿だと思ってください。
今、「こうなりたい!」という自分の姿を妄想してみてください。
妄想でいいんです。こんな自分かっこいいなとか、そんな感じ。
ここで大切なことは、その目標を絶対に達成してやる!という意気込みです。

そして、その理想をただの妄想で終わらせるか、実際に成し遂げるか、
その分かれ道が、
「To do=目標を達成するためのプロセスで何をするか」
です。

目標は基本的に理想論でいいですが、
To doの設定は現実的に、かなり厳しくやっていかなければなりません。
そうしないと、目標がただの戯言になってしまうから。

目標の立て方

では、ここからは実際にどんな風に勉強目標を設定しているのかをご紹介していきます。

目標は、理想でいいといってきましたが、
今日まで何もしてなかったのに「明日、TOEICで満点取る」という目標を立てたところで、達成できないのは誰にでもわかること。

目標を立てるときには、
「長期・中期・短期」といった期間の設定をする必要があります。
そして、期間が短くなるにつれて、現実的かつ具体的になるようにしていくことがポイントです。

では、目標の期間をどのように使い分けたらいいのか??イメージとしてはこんな感じです。

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長期目標=理想の自分、なりたい姿
目安の期間:1年後、5年後…
中期目標=長期目標までの中間目標
目安の期間:1か月~3か月
短期目標=To do
目安の期間:1日~1週間

具体的にどんな内容なのかを、
編入試験に向けた計画の立て方を例にして書いていきます。

長期目標=理想の自分、なりたい姿

目安の期間:1年後、5年後…
最初に言ったように、将来○○として働きたい!みたいなことや、
○○ができる大人になりたいなど、どんなことでも大丈夫です。

そして、将来の夢・なりたい姿から逆算して
今の学校を卒業したら、
どんな進路に進むべき、進んだらいいかを考えます。
(こんな学問が学べる学校、こんな設備・制度がある学校などなど) 

そうすると、「1年後○○大学に合格する」という
少し具体的な長期目標が設定できます。

中期目標=長期目標までの中間目標

目安の期間:1か月から3か月、(長くて半年)

中間目標≒セーブポイントだと思ってください。
長期目標を達成するために、やるべきことを指します。
注意点として、中間目標は未来からの逆算だけで設定してはいけません
現在の自分の状況を考慮し、現実的に達成可能かつより具体的な目標を設定する必要があります。

例)1年後に○○大学に合格するためには、2か月後のTOEICで○○点取る必要がある。

中間目標を設定する意義として、
中間目標の達成度次第で、計画を修正することが可能になります。
修正が利かない・修正するタイミングがない計画は、ほとんど失敗するといっていいでしょう。

編入試験に関しては、長期目標を達成できるタイミングは1度きりのことがほとんどだと思います。だからこそ、中間目標を設定し、適宜計画を修正する機会を設けることで、目標全体が倒れてしまうことを防ぎましょう。

短期目標=To do

目安の期間:1日~1週間

短期目標は実際に何を勉強するか=「To do」。
目標までいくのに何をすべきかといった実際のタスクを考える作業です。

例)2か月後のTOEICで○○点取るためには、
今週、この参考書のこの部分を何周する必要がある、1日にこのくらいの量をやる。

To do設定のやり方

私は、To do の設定において最も重要なことは、
自分の実力を過大評価しないことだと思っています。

例えば、TOEIC の勉強において、そこそこの点数を取っていて、でも根拠を持った解答ができていないという状況であるとき、
そこそこの点数を取っているから文法を基礎からやり直す必要はないと判断してしまうと、たぶん一生そこそこの点数しか取れません。

そこそこできているが根拠を持った解答ができていないということは、
基礎や基本の知識に穴がある状況であると考えられます。
この場合、穴を順番にふさいでいくよりも、
基礎から丁寧にやり直した方が手っ取り早くより完璧に近い状況にたどり着けます。

基礎や基本は、おろそかにしがちですし、面倒に思いがちですが、
放っておいてもできるようになったりはしません。
今のうちに基礎から丁寧にやっておくことで、
後々何度も計画を修正したり、試験前に焦って基礎をやり直したりしなくて済みますよ。(騙されたと思ってやってみて)


To doを設定するときには、

①まず自分の現状を書き出して、
②現状と中間目標のギャップを埋めるために何をすべきかを考える。
③すべきことを自分のキャパシティー(時間的余裕、こなせる量)とすり合わせて、1週間・1日といった期間のTo doを決める

といったステップを踏むことで、
自分に合ったレベルでタスクを設定することができます。

とはいっても、「②の何をすべきか」がわからないということが多いと思います。この部分は、自分で考えるよりもプロに教えてもらう方がいいです。

TOEICであれば、TOEICの担当先生に、今こういう状況で(スコアシートを見せるのが早いです)いつまでに何点取りたいのですが、どんな勉強をしたらいいですかといったように相談してみてください。あなたのレベルにあった問題集や勉強法を教えてくれるはずです。
(私自身、毎回TOEICのスコアが出ると担当の先生の所にもっていって、何をすべきか聞いていました)

※身近に聞ける人がいない場合は、私でできる範囲はお答えします

To doの設定で私もよくやっていた失敗

そして、To doの設定で私もよくやっていた失敗が、
自分のキャパシティー(時間的余裕、こなせる量)とのすり合わせをしないで、
やるべきことをそのままTo doにしてしまい、
結局To doをこなすことができない
いうことです。

皆さんはTo doがしっかりとこなせていますか?? 
やるべき量が完ぺきにこなせたら、そんな嬉しいことはないですが、実際には難しいですよね。

そして正直、最初からTo doを立てるときにキャパシティーとのすり合わせをするのは難しいです。

では、どうしたらいいのかというと、
To doを立てるだけで終わらせず、
「時間管理・タスク管理」をする中で「振り返り・修正をする」
ことで、
自分のキャパシティとのすり合わせができ、To doの設定がうまくできるようになります。

「時間管理・タスク管理」については、別の記事でご紹介します。

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目標・To do設定について書いてきました。ついつい長くなってしまった…

未来から逆算することで、
普段の地道な勉強も目標の達成につながっていることが意識できるので、
勉強する意義を見失うことを防ぐことができます。

皆さんの勉強計画が総倒れしないために、

スモールステップ化
修正ポイントを設ける

現状の分析を怠らない
自分を過大評価しない(基礎の土台はしっかりと)
自分のキャパシティーとあうタスクを設定する

といったポイントを意識して、勉強計画を立ててみてください。

がんばれ受験生

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