『30代転職者向け』面接に呼ばれる職務経歴書の書き方
転職をする際に大きな壁となるのが応募書類での選考になります。
いくら面接でのアピールが得意な人がいても書類応募の時点で不採用になれば意味がありません。
今回は面接に呼ばれる『会ってみたい』と思わせる応募書類の内容を紹介していきます。
必ず面接にいけるというわけではありませんが(他の人の選考や募集人数による)面接にいける確率はグッとあがるはずです。
履歴書・職務経歴書の役割
面接につながる職務経歴書
応募書類の添削サポートは転職エージェントがしてくれます。
エージェントは『転職のプロ』なので必ずチェックしてもらいましょう。
履歴書・職務経歴書の役割
そもそも履歴書・職務経歴書の役割とはどういうものなんでしょうか??
転職における履歴書・職務経歴書は1次選考の大きな役割を果たすものです。
転職では応募先企業がチェックするポイントは自社に見合う人材かどうかをチェックしています。
職務経歴書
求めるスキルがあるかどうか
仕事に意欲があるか
プレゼン能力があるか
発揮できる強みを自覚しているか
転職目的が納得できるか
長く働いてくれるか
履歴書
通勤可能なエリアか
学歴や職務経歴が評価でき応募先と関連性があるか
応募企業への理由が妥当かどうか
転職回数から人間関係は問題ないか
希望給与などに隔たりがないか
丁寧な字でかいているか
面接時の確認事項、質問材料にされます。
新卒の場合と中途採用では採用の基準が大きく異なります。
新卒の場合:企業への思いや仕事への熱意
中途採用の場合:短期間で戦力として貢献できるかどうか
いかに普段の会社で実績を出せているかがポイントです。
面接で職務経歴を質問されるのは、あなたの目標達成に向かう姿勢を知り、適性を図る目的があるので、質問の意図を汲んで答えられるようにしておきましょう。 また、その実績を挙げたという経験から「どのような学びを得たのか」まで説明できるとポイントが高くなります。 例えば、目標達成まで何の障害もなくスムーズにたどり着けたのであれば、 「あらゆるケースを想定して事前準備をすることでスムーズにプロジェクトを進行できると身を持って体感しました」 と説明することで成功体験を伝えられます。
職務経歴書を書く時のポイント
◎のポイント
・書き方相手が理解できるように整理している
・枚数1-2枚
・文字量1つのテーマで150字
・職務内容ポイントに分かれて見やすい
・退職理由簡潔でわかりやすい
・志望動機応募企業に向けて記載
・自己PR結論から入っている
×のポイント
・経歴の羅列
・5枚以上
・500字以上
・どこをどう見たらいいのかわからない
・長文で理解しにくい
・退職理由がマイナスな理由
・使いまわしたような内容
まとめると
応募者が伝えたいポイントが部分部分で理解できる
退職理由が前向き
求めている能力や経歴が合致
このあたりは抑えたいポイントですね。
面接につながるポイント
面接につながるポイントは採用担当者は応募者の何をチェックするか把握することです。
ここからは職務経歴書に絞って記述していきます。
書類からは各項目ここを見られています。
項目チェック箇所自社が求める人材かどうか⇒志望動機
自己PR過去の経験を活かせるか⇒職務経歴 自己PR
志望動機職務経歴の信憑性⇒職務内容自己PR
通勤や労働条件の問題はないか⇒履歴書
自社で長く働いてくれるか⇒転職回数
退職理由入社意欲⇒ 志望動機 自己PR
職務内容将来のビジョンが明確か⇒自己PR 志望動機
例えば、転職回数の多さがマイナス要因の場合はマイナスをプラスに変えるために
実務能力や今後のビジョンをアピールすることでカバーする必要があります。
求人の見るべきポイント
面接に進むためのヒントは求人にあります。
インターネットで求人に応募することが多いですが、『求めるスキル、経験』『歓迎スキル』などが書かれています。
相手に有効にアピールするためには企業研究を行う必要があります。
この『歓迎スキル』を軽視してはいけません、むしろ『必要とするスキル』と受け取った方がいいかもしれません。
資格の場合も資格がなくて勉強中でもその旨を記載した方が他の応募者より好感がもたれる場合があります。
企業のホームページや経営者ブログからも取引先企業や今後力をいれていく事業を理解することで自分のスキルが合致していれば企業にとって欲しい人材となれます。
求められるスキルや経験を把握したらこれらの情報と自分の経験を照らし合わせて、発揮できる強みを具体的に挙げてみましょう。
業界知識がある
新規事業の立ち上げをした
応募先で活躍できるイメージをもてば面接でも落とし込むことができます。
採用担当者が見ているポイント
面接をしてくれる人がチェックしているポイントがあります。
何気ない質問に対してきちんと答えれないとあまり良い印象を持たれません。
答えになっていないことを言うと面接官が納得しないような表情が見て取れます。
余計な質問をさせない答えがベストですね。
企業のホームページをよく調べている(メッセージや価値観を理解している)
入社後の目標やキャリアプランが明確で、何かに取り組んでいる(取り組む姿勢がある)
企業が必要としている人物像を理解している
応募したい業界・企業の仕事に関心を持ち研究をしている
職務経歴書はカタログとして作りこむ
職務経歴書は興味を持たれなければ読まれることはありません。
雑誌やカタログを思い浮かべてみましょう。興味のある表紙だったら思わず手にとってしまうことはありませんか?
面接がプレゼンする場であれば、職務経歴書は売り込みたい商品のカタログになります。
商品カタログを見る時はいきなり詳細なスペックをチェックする人はいないです。まずは伝えたい情報が書かれている見出しやキャッチコピーを読み、続いて詳細の文面にうつります。
転職では実践力が重視される
求められているスキルや経験を分析する
求められているスキルや経験経験があることを記載する
伝えたいことを整理し、分かりやすく伝える工夫をする
プレゼンできる材料を洗い出す
プレゼン材料を見つけるための棚卸し方法は下記のようなものがあります。
勤務先会社名⇒ネームバリュー
在籍期間⇒長く働いてくれるか
所属部署 職位⇒応募内容と合致しているか
担当業務⇒スキルをアピール
工夫 改善したこと⇒スキル 再現性があるか
評価 実績⇒スキル 再現性があるか
失敗したこと リカバリー⇒スキル 再現性があるか
応募先で求められているスキルや経験と自身の経歴を合致させるには今まで行ってきた仕事の棚卸しが必要です。
上記から生かせる経歴とスキルを抜粋しましょう。
アピールできるものがありません。。。
そんな時は
今までたずわってきた仕事にアピールできるポイントは必ずあります。
職務経歴の棚卸し作業
応募企業が求めるスキルや経験とのマッチング
関連する強調して記載する
求められる人材を分析する
応募先の企業に求められる人材を分析するには様々なヒントが隠れています。例えば
応募企業のホームページ
求人募集要項
経営者のブログ
ポイントは求められる人材を把握して短期間で戦力となることを
伝えることです。
受かる職務経歴書より『落とさせない職務経歴書』を意識しましょう。
要は採用担当者が不採用にできる条件に当てはまらないようにすることです。
考えられる不採用の条件対応策職務経験に関連性がない棚卸しで関連業務を見つける異業界からの転職業界の知識が豊富で即戦力になることをアピール経験期間が短いその期間で行った実績をアピール経験・スキル不足自己啓発を行う転職回数が多い多くの経験が糧になり貢献できることをアピール
これまでの実績・評価をアピールする
仕事のスタンスや捉え方を面接官に見られています。
『この会社に入ってやりたいことはありますか?』と聞かれることが多いですが、やりたいことに対して判断されるのが過去の実績です。単に結果だけ書くのではなくプロセスを見ていきたいですね。
売上伸び率や外部評価、社内評価
失敗をどのようにリカバリーしたか
実績を上げたプロセスやエピソード
実績や評価が書かれていない職務経歴書では受け身な応募者と受け取られてしまいがちなので上記を基に書き込んでいきましょう。
採用されるひとは活躍する姿をイメージしているので具体的かつ企業側が納得できる姿勢をもっていると言えます。
ポイントは長文でなくできることを『箇条書き』で5つまとめると見やすいですね。
重要な志望動機と自己PR
書式ダウンロードは下記URLから取得できます。
熱意を示す志望動機の書き方
応募企業だからこを入社したい理由と貢献したいことを記載するようにします。
企業にとってのメリットを考えて貢献できるスキルや経験を書く
応募企業だからこそ入社したいという具体的な理由を書く
やりたいことやできることが応募企業で実現できることを示す
ダメな例:
キャリアアップしたい
スキルを高めたい
実績を評価されたい
応募企業企業向けの志望動機は誰でも書くことができます。
求人募集要項
企業のホームページ
社員ブログなど
応募企業の特徴がいまいち分からず、志望動機が書けないこともありますが上記項目から読み取りプラスアルファ自分の考えを載せた志望動機(ストーリーがあるとよい)をかければ『落ちない職務経歴書』となります。
自己PRの書き方
できる限り社会人経験の事例を盛り込む
結論を先に記載して裏付けを加えると採用担当者は理解しやすい
長文にならないように150-200字でまとめる
文章ではなく箇条書きで記載した方が見やすい
ダメな例:
抽象的な内容⇒売上○○%とアップなど聞いてもピンとこない
自慢話だと受け取られる内容⇒○○を達成するために○○したなどの裏付けエピソードがない
ネガティブな内容⇒○○が苦手のみの記載(克服するためにどうしたかを添えた方が◎)
自己PRが複数ある場合は箇条書きで分かりやすく書くのがオススメです。
また失敗例を記載する場合はどのようにリカバリーしたかを強調しないと自己PRとは言えないので意識しておきましょう
まとめ
おつかれさまでした。いかがだったでしょうか。
今回は面接に呼ばれる応募書類の内容を紹介していきました。
一つ一つの企業に合わせて書類を修正するのはかなり手間ですが、企業ごとに募集要項は変わるために修正するようにしましょう。転職エージェントDODAでは添削サポートもしているようなので一度登録して転職のプロに書類を見てもらいましょう。
もちろん登録・利用は無料です。