一堂に会する
自分では手に負えないことは、誰かにお願いする。
どこまで自分でやる?頑張ってみるか?
というのは、人によって違うと思いますが、人に頼ることも学びの一つ。
今まで自分で何とかしてきたから、大丈夫!
僕はそう思っていたが、前回お伝えした出来事と今回の出来事は、それをくつがえすことだった…
自分一人だけでなく、誰かを頼ること。
とても大切ですね。
僕は、S氏のことで、まさか、警察にお願いするようなことになるとは思ってもいなかった…
(警察に行く前にやるべきこと)
S氏のことを刑事事件にする前に、Aさんからもう一つ提案があった。
Aさん「全員を招集してみたら?」
「今回のこの事件の全容を知るために」
「俺が、仲介役になってもいいよ」
今回の一件がなぜ起きたのか?
これを知る為、この会社に関わったすべての人を集めて話し合うこと。
※参加者は、この会社の役員、S氏。そして代理人のNさん
Aさんがいないと、これは出来ないことだ。
絶好のチャンスだ!
実は、僕は一番気になっていることがあった。
今回の出来事で、
1度も、全員が一堂に会していない
もしこれが出来れば、いろんなことがわかってくる。
そう思った。
会ったことのない人間がいる会社。それで進んでいった会社。
関わったすべての人間が会う必要があると思った。
Aさんが、Nさんに連絡し、Nさんから、Wさん、S氏に連絡してもらうことになり、
僕は、Hさんに伝えることになった。
僕「一度、全員で集まろうと思っています」
「Hさんも参加してくれませんか?」
Hさん「・・・・・」
「私はいいわ。私はいきたくないわ」
僕は、Hさんの答えに動揺した。それは、彼女の口から意外な言葉が出たからだ。
なんで?
なぜ参加したくないのか?
僕「どうしてですか?」
「今回の事が、なぜ起きたのか?はっきりしますよ!」
「もしWさんも参加すれば、彼にもそれがわかる!」
Hさん「・・・・・」
「とにかく、私は参加しないわ」
ガッカリした。
僕は、すべてを終わらせる為に、一堂に会することが必要だと思った。
Hさんとは、意見が合わなくなっていた…
この集まりに参加すれば、S氏と会うことになる。
Hさんは、嫌な気分になるのかもしれない…
もしかしたら、女性には、それは辛いのかも…
・S氏とどんなやり取りがあって、今回の事が始まったのか?
・どんなことから、はじめにこれをしようということになったのか?
全容を知ることが必要だった。
でも、Hさんが参加したくないなら仕方ない…
このことをAさんに連絡した。
Aさん「そうか…」
「Nに伝えたが、まだ連絡ないね」
ふっと、思った。
知られたくないことがあるんだ。
一堂に会するということは自分のことがわかってしまう。
今回の事で責任の所在がどこにあるのか?
皆に知られたくない。
そういう無責任な人間の集まりだった。
つづく…