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補助金で農業しませんか?
農業を仕事にする。
今まで、そんなことを思ってもいなかったが、人生、何が起きるかわからない。
人との繋がりは、実は、こうした自分が思ってもいなかった方向に進んでいくこともある。
その方向性が目の前に現れた時、何が重要なのか?
僕は、この今回の出来事の最後に知ることになる。
この時、僕は、この流れのままに進んでいくだけだった…
(新しい農業の仕方)
仕事をどうするか?
そんな時に、出てきた仕事の話。
しかも、今まで自営業者で、一人でやってきた僕が、全くやったことのない農業に携わる仕事。
僕は、この時、治療院はなくなったが、治療する場所をHさんから間借りして、細々と治療の仕事をしていた。
※実はHさん以外に、もう1人、患者さんで場所を提供してくれる方もいて、仕事をさせてもらう機会は少しあった。本当に有難かった。
Hさん
「Kさん、今の治療の仕事をしながら、農業の仕事をしない?」
第一次産業ネットエージェントさんのサイトから参照
この仕事をするにあたって、重要なことが2つあった。
・補助金で農業の仕事が始められること
・補助金の申請に、45歳までの新規就農者がいること
この条件を満たす為に、僕が必要だった。
S氏が言う、
「僕が補助金の申請書を書くので、この補助金をもらって、その資金から会社を始めましょう。ただし、現在45歳まで年齢の人が、この会社にいることが条件です」
この話にS氏、Hさんは乗り気だった。
補助金は、3000万円出る。
ここから、会社を始められる。
そして、当時、安倍首相は、農業の仕事を進めようとしていて、農業を仕事にすることが流行り始めていた。
さらに、S氏は、
「テクノロジーを駆使して、ビニールハウス内での温度、湿度調節や水やり、すべてコンピューターで制御できる方法もあるので、昔のような、力仕事が必要な農業とは違うことをやっていきましょう」
僕は、このS氏とHさんとの間で、着々と進んでいく話に、戸惑いを感じながらも、Hさんの為になるなら。という思いで、この話にOKした。
こうして、この仕事に参加することになった。
しかし、
本当に自分が農業をしたいのか?
ここに自分が深く考えることもなく、決めたことで、このあとの流れを決定することになった…
つづく…