自由なまま綴る自己紹介③
この記事で完結の予定です。
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「わたし、保育士になりたいです」
自分はもう、覚悟を決めていた。今後待ち受けるであろう仕事と勉強の両立の厳しさ、趣味への時間制限、独学しながらの先が見えない不安など、今まで自由に生きてきた自分からは考えにくい事が現実になろうとしているのだ。
少し言い方を変えたい。
保育士になりたいと言ったが、その仕事への憧れとは少し違う。個人的には「子どもに興味があったから」といった方がしっくりくる。
まだ泣く事しかできない子どもは何を思って泣いているのだろうか。
まだ何色にも染まっていない、素直な子どもから発せられる数々の言葉、想い、表現は、大人の私達にどう影響を及ぼすのか。
子どもは、こんな私のことを好きになってくれるのだろうか。
興味がある事は自然と勉強をしていても楽しかった。心理学は特に好きだった。あまり勉強の事を掘り下げると、記事の趣旨から離れてしまいそうな為、省こうと思う。
独学といっても、通学制専門スクールを選んだ。勉強する環境を設けなければ怠けると思ったから。それなりの金額も払った。自分を奮い立たせたかったから。
そして勉強を重ね、挑んだ国家試験。結果は合格だった。
周りの人達は、皆凄いねと驚いていた。自分でも信じられなかった。そして確かに私は今、保育士として働いている。
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私は、何の取り柄もない中身が空っぽなまま自由に生きてきた人間だった。そんな自分のまま生きていたら、自由な事は変わりないと思うが、きっと生きているうちに生きている意味を見失うのではないかと、今になって思った。
私は20代半ばにしてやっと0から1になった。
遅めの一歩だった。
中学の頃、ただ時が流れるままダラダラ部活動に所属していた自分が、きちんと目標を持ち努力をしていたら
高校の頃、今後の進路を決める時に夢があったら
何の目的もないまま専門学校へ行っていた頃、もっとちゃんと自分と向き合っていたら
地元に就職していた頃、もっと身になるような仕事のやり方をしていたら
上京を決めた頃、もっと明確な目的があったら
今までの自分を振り返ると、0から1にする瞬間はいくらでもあった。自分がいかに自分と向き合っていなかったのか、痛感した。
私がいま思う事は、人生は自由でいいのだ。
ただ、自分という人間が1になっているのかを確認してほしい。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
とりあえず、自己紹介の記事はこれで完結となります。
今後まだまだ書きたい事は沢山あります。ジャンルは定まっていませんが、とりあえず文章を綴る事が好きなだけですので、そこは自由に活動していこうと思います。
また、お会いできますように◎
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