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自分はとくべつ!

若かりし頃、夜な夜なマンションの屋上にこっそりと

上っては星空を見ていた。

そんでもって、

「この世で自分が果たすべき使命とは何だろう・・・?」

真夜中でも途切れることなく往来するバイパスの喧騒をよそに、

「自分は何のために生まれてきたのか・・・?」

その意味をぐるぐるぐるぐる考え、何とか答えを見つけ出そうと

必死になっていた。

まあ、なんと傲慢なことでしょう。

青年期にみられる傾向ではあるかもしれないが、自分は

とくにその思いが強かったのではないかと思う。

そして、どこまで行っても現実が理想に追いつくことはない!

というわけだ。



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