人生計画表、持ってますか
友人(男)が結婚した。
結婚のきっかけを尋ねたところ
「奥さん(当時は彼女)に、人生計画表を提示されて、この通りにしないと捨てられると思ったから」とのこと。
誤解を招きそうなので補足として書くと
奥さんが人生計画表を突きつけたのは
「この通りに動いてね」
と言っているわけではない。
「私の人生計画についてきてくれないのであれば、あなたと別れて他の策を取り、計画を成功させる。から私を手放してね」と言っているのだ。
奥さんは、自分の人生計画表を持っていて
友人は人生計画表は持っていないけれど、奥さんの存在が必要不可欠であった。
うまく噛み合った2人は昨年ゴールインした。心からおめでとう。
(結婚はゴールではなく始まりだとか言い出す人は読まないでね、なんかめんどくさそうだから)
一方、私の人生計画表は
影響を受けやすい私は、この話を聞いた日の夜に机に向かった。
もちろん、私の人生計画表を作成しようとしたのだ。
しかし、おかしい。
人生計画表が書けない。
「結婚はしたいけど
いつまでに結婚したいかと言われると、、
しいていえばお母さんが元気なうちかな。
ところで、元気っていつまで?」
「家はほしいな、小さくていいから。
でも家を買えるかどうかって、
結婚する相手の収入も関わってくるな?」
どうしても、他人軸で計画表を書こうとしてしまう。どうりで完成しないわけだ。
自分の明日のことすらわからない、予測不可能なのに、他人の未来のことなんてもっとわからない。
10分もたたず私の人生計画表作成は断念された。
どちらに転んでも幸せであればいい
ここまで読んでくれた人へ
自分で議題にあげておいてなんだよと思う気持ちをグッと堪えてほしい。
私は人生計画表を書かないことにした。
いつか奥さんのような人生計画表が突然手に入る日が来るかもしれないし
いつか友人のように「この人は自分の人生計画表に必要不可欠だ」というくらい好きな人が現れるかもしれない。
その時を待つことにしたのだ。
どちらに転んだとしても
幸せで、素敵なことだと思うから。
後日談、かつ、私の身勝手なお願いではありますが
友人は今が1番幸せだと話している。
慌ただしい日もあれば、穏やかな日もある。
それでも、友人は奥さんの人生の一部になることができたのだ。おめでとう。
人生計画表を持っていても持っていなくても
幸せになれることを教えてくれた2人には
お願いだから絶対に末長く幸せに暮らして欲しい。
私の今後の人生の希望のためにも、
大変身勝手ですが、
本当に心の底から頼みます。