ふりむけばヨコハマ

音楽サブスクは、Apple Musicを利用しています。新しい曲ももちろん聞きますが、昔の曲を聴くほうが多いような気がします。もう音楽的な好き嫌いよりも、懐かしい曲を脳が欲しています。最近はApple Musicの方で用意しているプレイリストでいいやという感じです。今よく聴いている「邦楽ヒッツ1989年」

どういう基準で選んでいるのかよくわかりませんが(売れた順というわけではなさそう)、1989年は僕が11歳、小学5年生なので、あー懐かしいなーという感想。GLORIA(ZIGGY)、限界Lovers(SHOW-YA)、紅(X)とかが並ぶ中、唐突に出てくる、ふりむけばヨコハマ(マルシア)。曲をちゃんと聴いたのは多分初めてだけど、「ふりむけばヨコハマ」って言葉はよく聞いていた。ベイスターズの暗黒期、セリーグの5位のチームの負けが込んできたら(たいていカープ)よく言われていた言い回しだ。

九州在住の僕がなぜベイスターズを応援するようになったか。

野球を見出したのは小学校に上がるかどうかくらいの時期だと思いますが、その頃野球といえば巨人戦の中継くらいしかないので、だいたい巨人ファンかアンチ巨人かという感じで(ホークスはまだ南海の時代)、僕も巨人ファンでした。一番熱心に巨人ファンをしていたのは高校生くらいまでだったと思いますが、その後はFAなどで他球団の主力を奪う(ように思える)度になんとなく冷めていき、松井秀喜がアメリカに行ったあたりでちょっと心が離れていき、しかし今更他の球団のファンになる気にもならず、大学が忙しくなったことも重なって、野球自体の興味が失せていった形です。

時は流れ、いろいろあってまた野球を見出したのが2010年ごろ。この頃はまだ一応巨人ファンという立場でしたが、2012年シーズンから、DeNAに買収されたベイスターズの監督に中畑清が就任します。中畑は僕が一番熱心に巨人ファンしていた頃のスター選手であり、自然とベイスターズにも目が向くようになっていました。

正式にベイスターズファンになったのは2014年。この年僕は、野球でも音楽でも、生で見る機会があれば観に行こうという方針で動いていました。個人的にはそろそろ結婚かなと考えていた時期でもあり(実際に翌年結婚)、結婚したらなかなか個人の趣味事にお金を使えなくなるだろうという考えもあったと思います。とにかくこの年は、結局3試合程度でしたが、福岡ドームのホークスの試合を見にいきました。3月のオープン戦の巨人戦、5月の西武戦(この時は福岡ドームの屋根が開く日でした)、そして6月14日のベイスターズ戦でした。

画像1

↑あまりキレイな写真ではないですが、その日のスタメン

まだ来たばかりのグリエルがスタメンで出て、第一打席でフェンス直撃の物凄いライナーを打ったり(あたりが良すぎて2塁でタッチアウト)、ブランコが肉離れを起こしたりと色々あった試合です。3塁側の内野席に座っていましたが、周りはホークスファンも多く(あとおそらくかの国から来たであろうイデホファンが3塁側に陣取り、応援団の応援とは無関係にイデホコールしていたのが印象に残っています)、なんとなく居心地悪かった記憶があります。試合はホークス優勢に進み、周りのホークスファンの歓喜に包まれる中、僕の心にある変化が起きました。心底悔しいという気持ちになったのです(3月のオープン戦も巨人が負けましたけど、その時はなんとも思わなかったのに)。

画像2

↑中畑清タオルとグリエルタオル

この試合の帰り道、今後はベイスターズを応援することを決心したのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?