近くて、遠いあの子。
この一連の動作は、すっかり私の毎朝の日課になっている。
私と同い年の"彼女"は、毎日note投稿を続けている。
会ったこともないし知らないけど、どうしてか毎朝見たくなる。
作家さんやエッセイストではないから、めちゃくちゃ文章がうまい!と思うわけではないのに、なぜか。
彼女のキャラクターが、どうしても私を惹きつける。自由奔放でいながら、堅実にも見える。ロマンチストなのか、冷めているのかもわからない。一見して自慢にも取れるようなことをさらっと書いてしまうのに、不安な気持ちや恥ずかしかったこともこぼす。「私と似ても似つかないな、この子」と思って見ていたら、自分の身にも覚えのある感情の動きを見事に言語化しているような一文に出会ってしまったりする。
そう、彼女はどこまでも等身大なのだ。誰かのかっこいいセリフを自分のものかのように吐いたりしない。
「全部が間違いなく"彼女"から出てきた言葉だ。」
そう信じさせてくれる真っ直ぐな文章。
私もこんな風に等身大に発信してみたいと思いながらも、できない自分がいる。
近いようで、遠いあの子。遠くに住む会ったこともない女の子。
明日の朝も、きっと彼女の投稿を見てしまうだろう。
おやすみ、また明日ね。