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頑張りすぎてお休みしている子は、お休みする事で修復しているので待ってあげて。

3学期が始まり、それと共に部活も再開されました。ここからが本当に大変な事の始まりです。

朝、起きてほしくて身体をゆすってみたり、掛け布団をはがしてみたり、頬を軽く叩いき続けてみたり…それでも一向に起きる気配がありません。

私の与える刺激にしばらくしてからやっと反応し、一瞬だけ目を開くのですが、「今日行ける?」の問いかけに、首を小さく横に振った後は、すぐにまた眠りに入るような状態でした。

完全に燃料切れの状態でした。

部活の顧問に起きられない事を毎日伝え、私も仕事のある日は昼ごはんを用事して娘を残して出勤しました。

昼頃に娘に連絡を入れると、起きられている日もあれば、布団の中にまだいる時もありました。

帰ってみると、用意した昼ごはんだけはだいたい完食していたので、とりあえず安心したものです。

娘は、アンサンブル発表会を無事に終えてから、役目を終えたかのように、起きられなくなりました。

発表会の日まで、ただただ気力だけでやって来ました。もう既に限界を迎えていた身体にムチを打ち、責任感だけに背中を押されて練習に参加していたのでしょう。

無理をしすぎた身体は、今まで休めなかった分を取り戻すかのように、睡眠に多くの時間を費やしました。起こそうとしても起き上がれない身体は、鉛のように重く、目もうつろでした。

休みはじめの頃は、親の私もこんな風に思っていました。勉強が遅れてしまう…。休みが重なると部活に戻りづらくなってしまう…。

でも休みが一日、また一日と増えていくに連れて、そういう感情よりも、この子はこのまま学校に戻れなくなってしまうのでは?不登校になってしまうのでは?という気持ちが強くてなって行きました。

そして、休んでも休んでも起きられない娘を、このまま家で休ませておいて良いのかと思うようになりました。

私は我が子に何の手立てもしない自分に焦りを感じ、何かできる事を探そうとしていました。親というものは、「そっと見守る」が難しい生き物なんだと思います。 

今、振り返って思う事は…

娘のように無理をして行けなくなってしまった子に対しては、親は休ませるだけで良いのです。娘は何もしていないように見えて、心身を修復しているのです。何もせずに余計な体力を使わないから、修復にエネルギーを使えます。

学校に行けない、勉強をできない、部活をできなない…一見すると停滞しているように見える行動も、修復という前向きな作業の途中なのだと捉えてあげてほしいです。

ご飯を食べる、寝る、これだけできていれば修復は進んでいます。目に見えない所で進んでいます。

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