1991年9月24日は凄い日だった模様

昨日、「9月24日はア・トライブ・コールド・クエスト『ロウ・エンド・セオリー』33年目の発売日」と書いたが、SPINが同日に発売したアルバムをトライブも含め4枚を記事のトップ画像に掲示し、その周辺で発売されたアルバムを紹介していた。

トップ画像にあった残りの3枚は、ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』、ピクシーズ『トロンプ・ル・モンド』。

ちなみにプライマル・スクリーム『スクリーマデリカ』は前日の2021年9月23日発売。つまり『ネヴァーマインド』より一日早く発売されたわけだ。

この4枚の中でリアルタイムで買っているのは、ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』。ブレイク前に買っている。なぜかというとメタル少年だった当時、偉大な伊藤政則氏がFM誌でおすすめしていたから。一聴「全然メタルじゃないじゃん」と思った。オルタナグランジも知らない頃だ。しかし、どこか引っかかる部分もあり聴き続けていたら、「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」でブレイクしたときは驚いた。

ブレイク後、別クラスの同級生が「『ネヴァーマインド』持っているんだって? 今度貸してよ」とお願いしてきたとき、「本当に売れたんだ」と思った。それ以後、その同級生とは急速に仲良くなる。

『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』を買ったのは、ほんの少しあと。前作の『マザーズ・ミルク』が好きだったので買った。印象としては「やんちゃさが後退して、大人っぽくなった」。リック・ルービンの力か、足腰がしっかりしたと思った。そして、レッド・ホット・チリ・ペッパーズも『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』で一段上へ駆け上がった。

ピクシーズとトライブ、あとプライマル・スクリームを聴くことになるのはずいぶんあとなので、この1991年9月24日の記憶は『ネヴァーマインド』『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』が濃密という結論になる。凄い日だったんだな。


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?