何もかもぶち壊したくなる衝動

学生時代いじめられていて、それを見返すために芸人になって有名になり、仕事も順調、綺麗な奥さんと結婚し子宝にも恵まれ、収入もかなりある。傍から見ると至極幸せそうに見えるのに、何度もやらかしてしまうのはなぜだろう?

やはり病気なのだろうか。もちろん自分は医者でもないし、その筋を研究した人間でもないので、うかつなことは書けない。だからこれ以降はあくまでも想像の範疇であり、「いい加減なことを書くな」と怒らないで欲しい。

例えば、タイガー・ウッズを引き合いに出して「SEX中毒なのでは?」と指摘する人もいる。ロバート秋山は「じゃあ抜けばいいじゃん。たった10分だ」的なことを言っていたが、病としてそんなことでは止められない衝動があるのは十分考えられるし、自分も最初はそう思った。

でも、それだけだとしっくりこない。どこか破壊衝動みたいなものがあったんじゃないか?と思うのだ。今の状況をぶち壊したくなる。一番の矛先は自分自身、つまり自傷行為と同じだ。

自分の知り合いにも、物事が順調に進めば進むほど疑心暗鬼になり、仲間を仮想敵にし攻撃して、関係性や集団自体を不安定な状況に陥れてしまう人がいた。とにかく幸せになる=安定すると不安になるようで、いちいち余計なことをするのだ。

今回の話を聞いて、その知り合いを思い出してしまった。そして、話題の人の問題の根本には絶対に学生時代のいじめ体験があると思う。そこに有名になったことで得た全能感みたいなものも加わっているのかもしれない。

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