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熱にうなされながら観た天知茂「江戸川乱歩の美女シリーズ」

ようやく、ようやく熱が治まってきた、らしい。毎日、日没とともに訪れた寒気は今のところやってこない。体調を崩した昨年末から約2週間、ここまで長かった。

数年に一度と滅多に風邪をひかない自分が風邪をひくパターンは、のどの痛みからで、そうなると少し熱が出て、うがいをたくさんして、市販の風邪薬を飲んで2日くらい休んでいれば、のどの違和感を覗き、回復するというのがこれまでのお決まりだった。

否、今回そうはいかなかった。1週間経っても微熱が下がらない。それでも健康優良児的な自信、あるいは自身の免疫力(「もともと体温が高いから風邪ひかない」が口癖)・回復力への過信から、医者にも行かずダラダラ過ごしていたが、そのまま3連休に突入。

痺れを切らした妻が「いい加減、医者へ行け」と吠えて、土曜日の朝、近所に最近できた新しい医院へ駆け込む。明らかに自分より一回り以上若い先生が、最新の診断システムにひたすらなにか打ち込みながら問診、検査。今の先生はあんなにドライ&システマチックな感じなんだろうか・・・サクサク診察が進められる。幸いインフルでもコロナでもなく副鼻腔炎との診断。抗生物質を含む4種類の飲み薬と点鼻薬を抱えて帰宅する。

ここから3日間は発熱もピークとなり、解熱剤が切れると熱がはね上がる状態で、下がらない体温に毎朝うんざりだったが、天気の良かった3連休を恨めしいく思いつつ強引に寝まくり、今日に至る。

似たような症状の、同世代の友だちとSNSでやりとり。お互い病が治りづらくなっている現実に落ち込む。「これを日常にしたくない」という嘆きも。こうやって確実に死に向かっていくのだろうか。

今回のベッドのお供はXで「乱歩さんのお散歩」さんという方が上げていた天知茂の「江戸川乱歩の美女シリーズ」。子どものときはトップレスにドキドキしたけれど、今は作品全体の雰囲気が大好きです。全話ソフトで欲しい。


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