「何がわからないのかがわからない」から脱出する方法
未経験のエンジニアさんにプログラミングを教えていると、課題を出したあとに、手が止まったままぼーっと考えごとをしている「フリ」をしている人がよくいます。
この世の中、google先生に聞けばなんでも答えが出てきそうなもんですが、彼らはgoogle先生に何をどう聞けばいいのかすらわかっていないのです。
エンジニアに関わらず、「何がわからないのかわからない」状態から脱出させるには、タスク管理で使うあの方法が有効です。
目的を分解せよ!
思考停止している人は、だいたい自分に課せられた目的を大きく捉えすぎです。
たとえば、「ToDo管理アプリを作れ」のような課題が出された時、「ToDo管理アプリを作るにはどうすればいいんだろう」と考えてしまうのです。
ToDo管理アプリを作るのに必要なものはなんですか?
ToDoリストを表示する画面、ToDoリストを追加する画面、ToDoリストを削除するボタンなどなどが必要ですね。
それでもまだ大きいです。
ToDoリストを表示する画面には何を表示しますか?
リスト以外に、画面のタイトルを表示するかもしれません。
背景色は何にしましょう?文字色は?文字の大きさは?
とことん具体的になるまで分解を続けていってください。
そして最小単位のタスクに落とし込めたら、それを書き出していくのです。
・画面に「ToDoリスト」というタイトル表示する
・タイトルは32pxの大きさで表示する
・タイトルは黒色で表示する
・画面に登録済みのリストを16pxの大きさで表示する
・リストのタイトルの右に、「削除」リンクを表示する
ここまで細かく書き出せたら、上から順番にやっていきます。
そして手が止まってしまったところが、”あなたがわからないこと”なのです。
もしタイトルは表示できたのに、文字の大きさが変更できずに止まってしまったら、リアル先生でもgoogle先生でもいいので、「文字の大きさの変更の仕方を教えてください」と伝えましょう。
これであなたの「わからない」は解決できるはずです。
ぜひ試してみてください。
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