ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#148
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#148 :日光がないと心身が衰える
人間をよく観察した人が(生理学的にではなく)、「太陽のあるところに思想あり」との言葉を表現しているが、生理学上このことが確認されている。
深い谷の日陰側では、クレチン病が発症する。地下室の狭い路地の日当たりの悪い側に住む人間は、衰えて衰弱になる。心身ともに衰えるのだ。
元気のない枯れかかった植物や人間を日光の中においてみよう。度を越さない限り、どちらも健康と元気を回復する。
(2023年11月24日配信)
フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。