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令和6年度准看護師資格試験・予想問題大演習#004
本コンテンツは,来年2月に行われる『准看護師資格試験』の予想問題をお出ししています。准看護師資格試験は毎年150問の問題が出ますが、今日から30日間、毎日5問ずつ合計150問の予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。
予想問題#016
問016:炎症の五大徴候に含まれないのはどれか。1つ選びなさい。
疼痛(とうつう)
腫脹(しゅちょう)
漿液(しょうえき)
発赤(ほっせき)
予想問題#017
問017:ショックの病態に関する説明として適切なのはどれか。1つ選びなさい。
循環血液量が著しく減少することで血圧が上昇する状態
組織への血流量が増加し、酸素供給量が増える状態
有効循環血液量が不足し、組織への酸素供給が低下した状態
身体の代謝需要をはるかに上回る酸素供給が行われる状態
予想問題#018
問018:ストレス反応に関する記述として正しいのはどれか。1つ選びなさい。
ストレス反応は精神的要因にのみ生じる
ストレス反応時には交感神経系の活動が抑制される
ストレス反応が持続すると、心身の機能が低下し疾病のリスクが高まる
コルチゾール分泌はストレスとは無関係である
予想問題#019
問019:標準予防策の考え方として、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。
血液や体液は、特定の感染症患者からのみ感染源となると考える。
血液や体液だけでなく、分泌物や排泄物もすべて感染の可能性があると考える。
抗菌薬を内服している患者にのみ標準予防策を行う。
健康な医療従事者であれば、標準予防策は不要である。
予想問題#020
問020:病院における代表的な感染経路と予防策の組み合わせで正しいのはどれか。1つ選びなさい。
空気感染 ‐ インフルエンザウイルス
接触感染 ‐ ノロウイルス
飛沫感染 ‐ 結核菌
経口感染 ‐ MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
(2025年1月17日配信)
解答はこちら(↓)
#016:答:3
炎症の五大徴候は「発赤」「熱感」「腫脹」「疼痛」「機能障害」。選択肢の「漿液(しょうえき)」は炎症徴候そのものを指す言葉ではない。
#017:答:3
ショックは何らかの原因で有効循環血液量が不足し、組織への酸素供給が低下した状態。
#018:答:3
ストレスが持続すると、身体や精神の機能が低下し、様々な疾病リスクが高まる。交感神経系は亢進(こうしん)しやすく、コルチゾール分泌も高まる。
#019:答:2
標準予防策(スタンダードプリコーション)は、すべての患者の血液、体液、分泌物、排泄物に感染性があるとみなし、必要な防護措置をとる考え方です。
#020:答:2
ノロウイルスは接触感染・経口感染が大きな経路となり、特に嘔吐物・下痢便の取り扱いには接触感染対策が必須。
インフルエンザウイルスは主に飛沫感染、結核菌は空気感染、MRSAは主に接触感染である。