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令和6年度准看護師資格試験・予想問題大演習#012

本コンテンツは,来年2月に行われる『准看護師資格試験』の予想問題をお出ししています。准看護師資格試験は毎年150問の問題が出ますが、今日から30日間、毎日5問ずつ合計150問の予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。

予想問題#056

問056:患者の体位交換や移乗を行う際の「ボディメカニクス(身体力学)」の活用法として最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。

  1. 看護師の身体をなるべく伸ばしきって遠い距離から支える

  2. 患者を持ち上げる際は、腰を深く曲げながら反動を使う

  3. 看護師の足を開き重心を低くして、患者と密着して動作する

  4. 患者の身体を持ち上げる前に、いきなり上半身をひねって起こす

予想問題#057

問057:看護師が行う手指衛生(手洗い)の基本動作として最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。

  1. 指先だけを消毒用アルコールで拭けば十分である

  2. 爪や指の間、手のひら、手背、手首まで丁寧に洗う

  3. 石鹸を使わず水洗いのみで充分殺菌できる

  4. 手洗いの後はハンカチで拭き、複数人で使い回しても問題ない

予想問題#058

問058:カテーテル挿入時などの無菌操作(サージカル・アセプシス)における看護師の行為として最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。

  1. ガウンや手袋は清潔面と不潔面の区別をしない

  2. 一度無菌操作を開始したら、患者に触れても手袋を交換せず続行する

  3. 無菌野(滅菌された範囲)の境界や高さを意識し、清潔具は無菌野の上に配置する

  4. ガーゼや物品はどれでも同じように扱ってよい

予想問題#059

問059:ベッドメーキングでの患者の快適性と安全性に関する説明で、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。

  1. シーツのしわは体位変換しやすくなるので、多少あっても問題ない

  2. ベッド上に物品を置くときは、常に清潔・不潔の区別を気にしなくてよい

  3. 患者が使用する寝衣やシーツは、湿気を含まないようこまめに交換する

  4. 終末ベッド(患者退院後のベッド)はシーツだけ取り換えれば十分

予想問題#060

問060:術後や慢性呼吸器疾患の患者に対して、深呼吸や咳嗽(がいそう)を促す際の援助として最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。

  1. 座位やファウラー位など、呼吸しやすい姿勢をとるよう指導する

  2. 痰の排出は痛みを伴うため、咳嗽はなるべく抑制する

  3. 酸素療法中は呼吸リハビリは不要である

  4. 意識障害があっても、強制的に深呼吸をさせる

(2025年1月29日配信)

解答はこちら(↓)

  • #056:答:3
    解説

    • ボディメカニクスでは、足を肩幅程度に開き重心を低くし、患者とできるだけ近い距離で体を支えることで腰への負担を軽減し、安全に移乗や体位変換を行います。

  • #057:答:2
    解説

    • 正しい手洗いでは、爪先・指間・手のひら・手背・手首などを「もみ洗い」しながら30秒程度かけて泡立て洗いを行い、流水でしっかりすすぎます。ペーパータオルなど清潔なものでしっかり拭き取ることも大切です。

  • #058:答:3
    解説

    • 無菌操作では、清潔域(無菌野)と不潔域を明確に区別し、滅菌物品の取り扱いやガウン・手袋の装着手順を徹底します。無菌野を離れたら再度滅菌手袋に交換するなど、感染予防が最優先です。

  • #059:答:3
    解説

    • シーツや寝衣は湿気を含むと不快感や皮膚トラブルの原因となりやすいため、清潔・乾燥した状態を保ちます。シーツのしわは褥瘡リスクを高めるので注意が必要。

  • #060:答:1
    解説

    • 呼吸リハビリでは、患者が楽に呼吸できる姿勢(座位・セミファウラー位など)を確保し、深呼吸や有効咳嗽を促します。痰の喀出を助けるためにも、適切な姿勢や環境づくりが大切です。

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