第114回看護師国家試験・予想問題演習#08
本コンテンツは,来年2月に行われる『第114回看護師国家試験』のうち、必須問題の予想問題をお出ししています。看護師国家試験では毎年25問の必須問題が出題されますが、今日から毎日5問ずつ予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。
予想問題#036
小児看護におけるプレパレーション(処置の事前説明・準備)の目的として最も適切なのはどれか。
処置を迅速に終わらせるため
医療スタッフの負担を軽減するため
子どもに対し状況を理解させ、不安を軽減するため
親の付き添いを制限するため
予想問題#037
中心静脈カテーテル挿入後の合併症として最も注意が必要なのはどれか。
食欲不振
皮膚の乾燥
空気塞栓
巨大リンパ節腫脹
予想問題#038
褥瘡(じょくそう)予防のための体位変換の頻度として、一般的に推奨されているのはどれか。
30分ごと
2時間ごと
6時間ごと
12時間ごと
予想問題#039
患者が入院中に転倒・転落した際の対応として最も優先されるのはどれか。
転倒の原因を追及してから患者の状態を確認する
すぐに報告書を作成し、医療事故として処理する
患者の怪我や状態を迅速に確認し、必要な処置を行う
家族に責任を取ってもらうために連絡する
予想問題#040
認知症高齢者への対応で最も適切なのはどれか。
分かりやすい言葉で、ゆっくり繰り返し説明する
間違った言動はその都度厳しく指摘する
生活リズムを崩すように声掛けを増やす
自分で判断できないように一切質問しない
(2025年1月31日配信)
解答はこちら(↓)
#036:正解:3
解説: 小児看護においてプレパレーションは、子どもが処置内容を理解し、不安や恐怖を軽減することを目的として行われる。保護者にも協力してもらうことで、よりスムーズで安心できる環境を作る。
#037:正解:3
解説: 中心静脈カテーテルの挿入時やその後の管理不良により、空気が血管内に侵入することで空気塞栓を起こすリスクがある。呼吸困難や急激な血圧低下を引き起こすため注意が必要。
#038:正解:2
解説: 個別の状況によって変更はあるが、一般的には2時間ごとの体位変換が推奨されている。ただし患者の状態に合わせて頻度を調整することが必要。
#039:正解:3
解説: 転倒・転落の際は、まず患者の安全確保と怪我の有無の確認が最優先である。その後に報告書作成や原因追及を行い、再発防止策を検討する。
#040:正解:1
解説: 認知症高齢者には、理解しやすく配慮したコミュニケーションが重要。ゆっくり、はっきり、短い文章で繰り返し説明し、本人のペースに合わせて支援することが大切である。