
ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#083
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒だけなく、卒業生や看護師を志す、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#083 :患者が体を動かしている最中に話しかけないこと
立ったり、動いたりしている患者に話しかけないことを看護師は自分に対する明確な決まりとして定めておくことが絶対大切である。
弱った患者は、階段で転んだり、立ち上がった後に倒れたりすることがある。これはちょうどその時に看護師がドアから飛び出して、患者に話しかけたり、またそうするのではないかと患者が恐れたという事だけで起きている。
たとえ患者が座るまで介添えがなかったとしても、このような事故が起こる頻度はずっと少ない。
看護師が患者に付き添うときは、患者に話をさせてはならない。弱った患者にとって、動くことが心臓、肺、脳にどれほど緊張がかかるかを、看護師が想像できないとは信じられないことである。
(2023年8月21日配信)
フローレス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年:近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。