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第114回看護師国家試験・予想問題演習#04

本コンテンツは,来年2月に行われる『第114回看護師国家試験』のうち、必須問題の予想問題をお出ししています。看護師国家試験では毎年25問の必須問題が出題されますが、今日から毎日5問ずつ予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。

予想問題#016

健康日本21(第二次)において目標とされている項目として最も適切なのはどれか。

  1. 小児の罹患率の削減

  2. 高齢者におけるアルコール摂取量の増加

  3. メタボリックシンドロームの予防

  4. 平均寿命の短縮

予想問題#017

感染症発生動向調査の対象疾患で5類感染症に分類されるものはどれか。

  1. コレラ

  2. ジフテリア

  3. ハンセン病

  4. ペスト

予想問題#018

看護記録において、プライマリーナースが最も留意するべきことはどれか。

  1. 個人情報につながる事項は簡潔に省略する

  2. 患者の主観的情報と客観的情報を区別して記載する

  3. 看護師個人が理解しやすい略語を多用する

  4. 書いた内容が不利にならないように配慮する

予想問題#019

体温測定を行う際の留意点として最も適切なのはどれか。

  1. 直腸温は口腔温より低めに測定されやすい

  2. 腋窩温は前腕部の緊張具合によって変動しにくい

  3. 口腔温を測定する際は直前の喫煙や飲食の有無に注意する

  4. 表面体温計は深部体温計より精度が高い

予想問題#020

インフォームドコンセントに関する説明で最も適切なのはどれか。

  1. 患者が医療者の意見に従うための手続きである

  2. 医療行為の説明時に医療専門用語を積極的に用いる

  3. 患者が同意を行わなかった場合は記録を不要とする

  4. 患者が理解したかどうかを確認するプロセスを含む

(2025年1月27日配信)

解答はこちら(↓)

#016:正解:3
解説: 「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病の予防(特にメタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少)が重点目標の1つとされている。

#017:正解:3
解説:
1類感染症:エボラ出血熱、ペストなど
2類感染症:ジフテリア、SARS、結核など
3類感染症:コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症など
4類感染症:日本脳炎、鳥インフルエンザ(H5N1以外)など
5類感染症:ハンセン病、AIDS、梅毒、麻しん、風しん など
(正解はハンセン病が5類に属する。)

#018:正解:2
解説: 看護記録では、患者の語ったこと(主観的情報:S)とバイタルサインなどの客観的情報(O)を区別し、どちらも正確に記録する必要がある。

#019:正解:3
解説: 口腔温は飲食、喫煙、うがいなどで温度が変動しやすいため、測定前の行動を確認し、数分経過してから測定することが望ましい。

#020:正解4
解説: インフォームドコンセントは医療者からの説明だけではなく、患者が内容を理解しているかどうかを確認しながら治療やケア方針を決定するプロセスである。

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