令和6年度准看護師資格試験・予想問題大演習#003
本コンテンツは,来年2月に行われる『准看護師資格試験』の予想問題をお出ししています。准看護師資格試験は毎年150問の問題が出ますが、今日から30日間、毎日5問ずつ合計150問の予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。
予想問題#011
問011:ビタミンに関する記述で正しいのはどれか。1つ選びなさい。
ビタミンAは水溶性ビタミンに分類される。
ビタミンB1の欠乏はくる病を引き起こす。
ビタミンCはコラーゲン合成に関与し、創傷治癒(そうしょうちゆ)を促進する。
ビタミンDは体内で合成されないため、食品からのみ摂取しなければならない。
予想問題#012
問012:高齢者の食生活に関する注意点として、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。
食物繊維は消化に負担をかけるため、可能な限り摂取を避ける。
咀嚼(そしゃく)力や嚥下(えんげ)力の低下を考慮し、食材をやわらかく調理する。
たんぱく質の必要量は若年者より大幅に増加するので、多量の肉類を摂取する。
エネルギー消費量が落ちるため、水分摂取量も極力控えることが望ましい。
予想問題#013
問013:感染症の成立要因として正しいのはどれか。1つ選びなさい。
病原体の侵入のみで必ず発症する
病原体の感染力、宿主(ヒト)の抵抗力、感染経路が影響する
潜伏期が長い場合は重症化しない
ウイルス感染症はすべて飛沫感染する
予想問題#014
問014:免疫反応において、細胞性免疫を担う主な細胞はどれか。1つ選びなさい。
Tリンパ球
Bリンパ球
好酸球
形質細胞
予想問題#015
問015:腫瘍(がん)に関する記述として正しいのはどれか。1つ選びなさい。
良性腫瘍は必ずしも転移しないが、悪性腫瘍は転移する可能性がある
良性腫瘍は周囲組織を破壊し、転移する場合が多い
悪性腫瘍は免疫系による排除が容易である
悪性腫瘍は必ず急速に増殖する
(2025年1月16日配信)
解答はこちら(↓)
#011:答:3
ビタミンCはコラーゲンの合成に関与し、傷の治りを促進する働きがあります。ビタミンAやDは脂溶性ビタミン、ビタミンB1の欠乏は脚気(かっけ)などを引き起こします。
#012:答:2
高齢者は咀嚼力や嚥下力の低下がみられることが多いため、食材をやわらかく調理する工夫が必要です。食物繊維は便通改善など高齢者にも重要ですし、水分摂取量を控えすぎるのは脱水リスクを高めますので注意が必要です。
#013:答:2
感染症は「病原体」「宿主の抵抗力」「感染経路」の3つの要因がそろって成立する。
病原体の侵入があっても、宿主に抵抗力があれば発症しないこともある。
#014:答:1
細胞性免疫の中心はTリンパ球(キラーT細胞など)。Bリンパ球は抗体産生により体液性免疫を担う。
#015:答:1
良性腫瘍は基本的に転移しない(ただし、圧迫・機能障害を起こす場合もある)。悪性腫瘍は転移能をもつ。