ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#266
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#266 :赤ちゃんの保育(その16)
この医師によれば、病気の子供がこのように突然死ぬには、次のような原因があります。すなわち、はっとさせるような物音、子供の体を冷やすこと、突然起こすこと、食べさせすぎたり、食べるのを急がせすぎること、急に体位を変えること、手荒に体を揺らすこと、怖がらせることなどです。
この他にも、次のようなことが何にも増して付け加えられていることでしょう。特に眠っている時や、夜中に赤ちゃんを汚れた空気の中に置いておくことです。
たとえ数時間でも、あなた方自身が汚れていると感じていない場合もです。これが何よりも赤ちゃんの死因となるのです。
(2024年5月23日配信)
フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。.