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第114回看護師国家試験・予想問題演習#07

本コンテンツは,来年2月に行われる『第114回看護師国家試験』のうち、必須問題の予想問題をお出ししています。看護師国家試験では毎年25問の必須問題が出題されますが、今日から毎日5問ずつ予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。

予想問題#031

生活習慣病予防における特定保健指導の対象となる指標として主に用いられるのはどれか。

  1. HbA1c

  2. 腹囲

  3. 血中尿酸値

  4. AST(GOT)

予想問題#032

廃用症候群の予防のために最も重要なのはどれか。

  1. 安静臥床を継続させる

  2. 必要に応じて体位変換を行う

  3. 過度な水分制限を行う

  4. 痛みを感じないよう鎮痛薬を常時使用する

予想問題#033

術前準備で行う摘便(浣腸)の目的として最も適切なのはどれか。

  1. 術後の心理的負担軽減

  2. 術後の食欲増進

  3. 腸管内容物による術野汚染の防止

  4. 体液バランスの改善

予想問題#034

バイタルサイン測定で最も注意が必要な場面はどれか。

  1. 血圧測定前にコーヒーを飲んだ患者

  2. 検温前に10分以上座位で安静にしている患者

  3. 脈拍測定時にリドカインパッチを貼っている患者

  4. 呼吸数を測定するときに意識清明の患者

予想問題#035

終末期の意思決定支援で最も重要な対応はどれか。

  1. 患者の表情のみを手掛かりに治療方針を決定する

  2. 家族の意見を優先し、患者本人には説明しない

  3. 患者の意向を繰り返し確認し、ケア方針を調整する

  4. 検査値を最優先し、患者の希望は後回しにする

(2025年1月30日配信)

解答はこちら(↓)

#031:正解:2
解説:
特定保健指導では、主に「腹囲」「BMI」「血圧」「脂質」「血糖」などの判定値を総合して生活指導を行う。中心的な指標として腹囲が取り上げられる。

#032:正解:2
解説:
廃用症候群(筋力低下、関節拘縮、褥瘡など)の予防には、適度な活動やリハビリテーション、体位変換などが重要である。

#033:正解:3
解説:
消化器系手術などでは、腸管内容物が術野を汚染しないようにするため、術前に浣腸を行い排泄を促すことがある。

#034:正解:1
解説:
コーヒーや喫煙などは交感神経を刺激し血圧や脈拍を変動させる可能性がある。正確な測定を行うためには、一定時間の安静が必要。

#035:正解:3
解説:
終末期においては、患者がどのような過ごし方や治療を望むのかを尊重し、本人・家族と繰り返しコミュニケーションをとりながら意思決定を行うことが重要となる。

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