見出し画像

第114回看護師国家試験・予想問題演習#06

本コンテンツは,来年2月に行われる『第114回看護師国家試験』のうち、必須問題の予想問題をお出ししています。看護師国家試験では毎年25問の必須問題が出題されますが、今日から毎日5問ずつ予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100%を目指して、皆さんの健闘を祈ります。

予想問題#026

経管栄養を行う患者の看護で最も優先される観察項目はどれか。

  1. 皮膚の痒みの有無

  2. 呼吸状態(呼吸数、SpO₂など)

  3. 尿の比重

  4. 排便パターン

予想問題#027

医療安全管理体制におけるインシデントレポートの意義として最も適切なのはどれか。

  1. インシデントの当事者を処罰するため

  2. 医療事故を回避するためのリスク要因を早期に把握するため

  3. 患者への謝罪文として活用するため

  4. 法的責任を免れるための記録として利用するため

予想問題#028

身体抑制の実施に関する正しい認識はどれか。

  1. 看護師が必要と判断すれば医師の指示なく行ってよい

  2. 身体抑制を行った際は、直ちに記録・報告する必要がある

  3. 認知症患者には原則として身体抑制を行わない

  4. 身体抑制を行う場合は家族の同意書があれば医師の指示は不要

予想問題#029

コミュニケーションに関する技法として正しい組み合わせはどれか。

  1. オウム返し:患者の言葉を真逆の意味で伝え返す

  2. 要約:患者の話を短くまとめて確認する

  3. 反復:患者の行動を指摘して謝罪を促す

  4. 明確化:患者の体調を立ち入って質問しすぎる

予想問題#030

静脈内注射の穿刺部位として最も選択しやすいのはどれか。

  1. 上腕内側の正中神経走行部

  2. 肘正中皮静脈

  3. 足背静脈

  4. 外頸静脈

(2025年1月29日配信)

解答はこちら(↓)

#026:正解:2
解説:
経管栄養中は誤嚥リスクが高まるため、呼吸状態の観察が優先される。SpO₂の低下や呼吸数の変化がないかを注意深く見る必要がある。

#027:正解:2
解説: インシデントレポートの目的は、潜在的なリスクや問題点を早期に発見し、再発防止策を講じることにある。

#028:正解:2
解説: 身体抑制は患者の安全確保を目的とするやむを得ない手段で、医師の指示を得る必要がある。また、実施時には必ず記録と報告を行い、短時間で解除できるようにするのが原則である。

#029:正解:2
解説:

  • 要約は、患者の話を簡潔にまとめ、「私が理解しているのは○○ということですか?」などと確認する技法。

  • オウム返しは患者が話した内容を繰り返すことで、理解を示し話を促進するために用いられる。

  • 反復や明確化は、誤解がないかを再確認・明確にする技法だが、ここで最も正しい説明がされているのは2である。

#030:正解:2
解説: 一般的に肘正中皮静脈は表在にあり、穿刺が容易で確保もしやすいため静脈注射でよく使用される。

いいなと思ったら応援しよう!