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AI(人工知能)に負けない!毎日看護師試験問題演習#149
本コンテンツは,来年2月に行われる『看護師国家試験』に備えるための、防府看護専門学校(HNS)オリジナル・テキストです。HNSの学生・生徒のために作成したテキストですが、解答と解説は人工知能(AI)によって作られたものです。医療現場でもAIとの協働が必至の現在。AIに負けない看護師を養成したいと考えてこのコンテンツを作っています。HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての方に役に立つコンテンツです。どうぞ自由にご利用ください。
#149 :108回試験「必修問題」第24問
問 臓器の移植に関する法律における脳死の判定基準で正しいのはどれか。
1)瞳孔径は左右とも3mm以上
2)脳波上徐波の出現
3)微弱な自発呼吸
4)脳幹反射の消失
5)浅昏睡
(2025年1月20日配信)
解答と解説はこちら(↓)
解答:脳幹反射の消失です。したがって解答は4番です。
解説
日本における「臓器の移植に関する法律」に基づく脳死判定の主な基準は以下のとおりです。
深昏睡(深い昏睡状態)
刺激に対して全く反応がない状態。
瞳孔が左右とも「4mm以上」に散大し、対光反射が消失していること
選択肢1)「3mm以上」は法律上の基準より小さく、誤りです。
脳幹反射の消失
これには角膜反射や咽頭反射、眼球頭反射、前庭反射などの消失が含まれます。
選択肢4)はこれに該当し、正しい記述です。
自発呼吸の消失(無呼吸テストで確認)
微弱でも自発呼吸があれば脳死とは判定されません。
選択肢3)「微弱な自発呼吸」は脳死基準を満たさず、誤りです。
平坦脳波(またはそれに準ずる所見)
「徐波の出現」(選択肢2)では脳の電気活動が残っているため、脳死とは言えません。
また、**浅昏睡(選択肢5)**は深昏睡に比べて刺激にわずかに反応するレベルを指すため、脳死判定の「深昏睡」の状態には該当しません。
以上から、本問の正解は**「脳幹反射の消失」を示している4)**となります。