ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#184
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#184 :看護師はしっかり素早く観察できることが大切である
私が知っている、実に昔風の「病院主任看護師」たちは、受け持ち患者のワインと薬の量を計量カップで測ったかのように正確に目分量で測り、間違えたことがない。
そうしなさいと勧めているのではない。そうするには、よほど自信がなければならないだろうから。こう言ったのは、看護師が練習して薬を目分量で測れるようになれるのなら、患者がどのぐらい食べたかを目分量で測れないような人は、看護師とは言えないということだ。
(2024年1月22日配信)
フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。
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