ナイチンゲール『看護覚え書き』を聴く#269
フローレンス・ナイチンゲールが著した『看護覚え書き』のオーディオ・ブックを配信します。HNS(=防府看護専門学校)の学生・生徒のために作成したオーディオ・ブックですが、HNSの卒業生や看護師を志す人、現役の看護師の方々の他、引退された看護師の方や教育に関心のある方々など、すべての人に向けた配信です。ご自由にお聴きください。
#269 :赤ちゃんの保育(その19)
これは非常に大事な仕事です。
しかし、病気の子供の世話をするのは、それ以上に大変なことです。
いちばん安全なことは、1日に1、2回、赤ちゃんの全身を洗い、その他にも偶然オムツを汚すたびに洗うことです。
柔らかい肌はただれやすいのは知っているでしょう。
子供の手や足だけを洗うのは危険かもしれません。
全身を洗うときは危険がないのですが。
赤ちゃんは非常に汗かきなので、あなた方の服以上に頻繁に取り替えましょう。服を汚しておくと、病気になるほかないのです。
服はきついものをやめ、軽くて暖かいものを着せなければなりません。
服をちゃんと着せていないと、赤ちゃんは天気の急激な変化をあなた方以上に敏感に感じます。子供の布団はあなたの寝具よりも頻繁に洗濯しなければいけません。
(2024年5月28日配信)
フローレンス・ナイチンゲール(Florence Nightingale):1820年-1910年・近代医療統計学および看護統計学の始祖。近代看護教育の母。
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