第114回看護師国家試験・予想問題演習#05
本コンテンツは，来年2月に行われる『第114回看護師国家試験』のうち、必須問題の予想問題をお出ししています。看護師国家試験では毎年25問の必須問題が出題されますが、今日から毎日5問ずつ予想問題を出題します。
試験前の腕試し、あるいは弱点チェックとしてこの予想問題を使ってみて下さい。合格率100％を目指して、皆さんの健闘を祈ります。
予想問題#021
足浴を行う目的として最も適切なのはどれか。
循環促進とリラクゼーション
足先の衣類を乾燥させる
排便の促進
下肢の筋力増強訓練
予想問題#022
患者の主訴と病態把握について最も適切なのはどれか。
“頭が痛い”というのは客観的情報に含まれる
夜間眠れないという訴えは主観的情報として活用する
患者の訴えは過剰表現であることが多いので慎重に扱う
看護計画には主観的情報を記入する必要がない
予想問題#023
レム睡眠（REM睡眠）の特徴として最も正しいのはどれか。
脳波が徐波（デルタ波）優位になる
夢を見ないことが多い
体は弛緩しているが脳は活発に活動している
血圧や心拍数が一定に保たれる
予想問題#024
ICUでの面会制限の目的として最も適切なのはどれか。
患者家族のプライバシー保護
病院スタッフの業務効率向上
外部からの感染リスク低減
患者の誤嚥防止
予想問題#025
オーラルケアを行う目的として最も適切なのはどれか。
嚥下反射の促進と口腔内の清潔保持
唾液分泌の抑制
味覚の鋭敏化
舌苔の温存
（2025年1月28日配信）
解答はこちら（↓）
#021：正解：1
解説： 足浴は下肢末梢の血行促進や冷えの防止、リラクゼーション効果が期待できる。また清潔保持にもつながる。
#022：正解：2
解説： 主観的情報(S)とは患者自身が感じたり訴えたりしていることであり、「頭痛がする」「眠れない」などは主観的情報として重要である。
#023：正解：3
解説： レム睡眠時は脳の活動が活発で、夢を見やすい。一方で筋緊張は低下している（体は弛緩している）。
#024：正解：3
解説： ICUでの面会制限は主に感染防止のために行われる。特に重症患者は免疫力が低下しているため、外部からの感染源を持ち込まないための対策が重要である。
#025：正解：1
解説： オーラルケアは、口腔内の清潔とともに嚥下反射の刺激にもつながり、誤嚥性肺炎の予防や口臭の防止にも効果がある。