TVLIFE インタビュー記事
「TV LIFE web」にてインタビュー記事掲載
https://jaefans.com/information/news/media/1175
日韓で活躍するジェジュンさんが、これまでの人生を辿りながら自分自身を探っていくドキュメンタリー映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」が7月2日(金)より全国ロードショー。映画「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督がメガホンを取り、アーティストを超えた1人の人間としてのジェジュンさんの等身大の姿を映し出した作品となっている。公開に先駆けて韓国・ソウルにいるジェジュンさんとリモートでつなぎ、インタビューを敢行。爽やかなジャケット姿で登場するや、「こちらの気温は27℃でとても暑いです。ジャケットが暑そうに見えないかな。脱いだほうがいいかな~」とおちゃめな笑顔を見せながら、映画の見どころをたっぷりと語ってくれました。
◆イ・ジェハン監督との作業はいかがでしたか?
監督とは以前からの友人なんです。お互い深く知っている関係だと思っていたのですが、映画を撮りながら監督からいろいろな質問を受けているうちに、案外お互いについて知らなかったんだなと思いました。100%のうち20%ぐらいしか自分のことを話してなかったんだなとびっくりしましたし、意外な質問をされて戸惑いもありました。マスコミの皆さんにもファンの方にも話していないようなことを質問されたときは、答えるのがちょっと怖かったですね(笑)。そんなふうに自然な会話に引っ張ってくれる才能がある方だなと感じました。
映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」
◆どんな雰囲気の撮影でしたか?
お酒が入ると自然と深い話になるので、監督とは飲みながら話をすることが多かったんです。実はカットされた映像の中でも、家族や生い立ちについてとか、ファンの皆さんが聞いたら驚くようなことをたくさん話していて。それぐらい自然に話を引き出してくださいました。実は僕、まだ最終版を見ていなくて。どこまで編集されているのか、どう公開されるのか楽しみなんです。でも恥ずかしいから、2度は見られないですね。「ここまで言ってしまったか!」と後悔したシーンもあります(笑)。
◆映画の一番の見どころは?
1つを挙げるのは難しいな~。でも、挙げるなら中学生時代の担任の先生にお会いするシーンですかね。会いに行く途中で子供のころの話をたくさんするのですが、その会話の中にいろんな感動があるし、僕の考えも分かっていただけると思います。もちろんきれいな映像もポイントですね。
映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」
◆映画の中でいろいろな人たちとの交流が描かれていますね。
中学の担任の先生とは、すごく久しぶりにお会いできてうれしかったです。久しぶりすぎて、先生の顔を見た瞬間、やっぱり年をとられたなって思いました(笑)。あと映画を見てびっくりしたのはグンちゃんです。チャン・グンソク君のインタビューが流れるのですが、全然知らされていなかったので驚きました。
◆友人たちと食事をするシーンも多かったです。
兵役時代の仲間たちや、仲良くしている芸能界の後輩たちと食事をする場面があります。これまでそういった姿をお見せする機会があまりなかったし、映像を通じて親しい友人を紹介できたのはよかったですね。そして、カメラの前の友人たちの姿を見るのがすごく面白かったです(笑)。どこまで自然に話せるかなと思ったのですが、意外とみんな緊張してなくて。いや、むしろ普段の食事会よりも危険な話が飛び出して困ったこともありました(笑)。
◆後輩の方々と食事会をした場所はジェジュンさんのご自宅ですか?
そうです。なので僕自身は撮影っていう感じはあまりなかったけど、後輩2人はカメラを意識してしまって。最初はどうしたものかと思ったんですが(笑)、幸い早く慣れて自然な会話になってよかったです。
映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」
◆映画の予告ではジェジュンさんが白い車を運転しながら橋を渡るシーンが公開されていますが、ジェジュンさんにどんなゆかりがある場所ですか?
造られて100年ぐらいたつ古い橋で、僕の子供のころの思い出の場所なんです。狭い町だったのでやることがなくて、橋の下の川で遊んだ思い出があります。当時は橋や川が大きく感じられたのに、撮影で行ってみたら「こんな小さかったっけ? 僕のほうが大きくなったのかな」って思ったり、自分の運転でその橋の上を走るのが不思議でした。小学生のころに自転車で橋を渡っていたら、50歳ぐらいの男性に「おまえは若くていいな。うらやましいよ」って声をかけられたことがあって。今回、橋の上を歩いている子供たちを見ながら僕もまったく同じ気持ちになりました(笑)。
映画「ジェジュン:オン・ザ・ロード」
◆映画のポスターにもなっている草原のシーンは、大きなカメラを持つイ・ジェハン監督をジェジュンさんが笑顔で手招きするシーンが印象的でした。その時はどんな気持ちでしたか?
裸になって全てを解放できるような、自由を感じられる場所なので、自分だけが知ってる場所を親しい友達に早く自慢したいという気持ちでした。映像もとてもきれいに撮れたので、来てよかったなと思いました。
◆撮影時のエピソードはありますか?
近くに恐竜博物館があって。工場地帯みたいな場所でトイレがないので、恐竜に興味があるわけではないのに博物館に入りました(笑)。
◆ご自身が手掛けた映画の主題歌「We’re」の曲紹介をお願いします。
映画のサウンドトラックを出すことが決まってから作業した曲です。曲を先に作って、映画を撮りながら感じたことを思い出しながら歌詞を書きました。寂しい時、悲しい時はたくさんあるけど、周りの人たちや遠くから応援してくれるファンの皆さん、家族という大切な存在がいるからこそ、僕は寂しくない、悲しくないという感情を込めました。
◆挿入歌「Rain, Tomorrow」は、もともと「私の頭の中の消しゴム」の挿入歌であり、韓国のバンド“復活(プファル)”のボーカルのキム・テウォンさんが歌った曲をジェジュンさんがカバーした曲。歌ってみていかがでしたか?
「また僕の人生の中で大きな事件が起きてしまった!!」という感じでした。キム・テウォンさんとは初めてお会いしましたが、復活(プファル)は日本のX JAPANのような国民的なバンドなんです。だから一緒に音楽の作業をしていただけただけで光栄ですし、レコーディングの時にもわざわざ来てくださったんですよ。以前、HYDEさんから曲を頂いた時もそうでしたが、大きな存在の方から頂いた曲だから、ちゃんと歌わなくてはいけないってプレッシャーで。レコーディングの前からすごく緊張しました。
◆現在、この状況下で映画業界が苦境に立たされていますが、どうお考えですか?
今のタイミングでこの映画を公開するのが正しいのかなとも考えました。映画をご覧になってくださる皆さんの健康を第一に考えたら、映画館に足を運ばなくてもいいよっていうことになるんですけど、映画関係者の方々のことを考えたら成果も出さなくてはいけないですよね。いい結果を残せてこそ、また次の作品を作ることができるので。できたら安全な距離を取って、足を運んでいただきたいです。
◆この映画は、ジェジュンさんと会えるのを待っている日本のファンへの大きなプレゼントになりますね。
僕のことをよく知ってくださっているファンの方々でも、この映画を見たらジェジュンという人に対しての印象や考え方が変わってくるのではないかと思います。僕自身の欲を言えば、“もっとこの人を応援したくなる”という気持ちになっていただけたら本当にありがたいですね。
◆話は変わりますが、おうち時間が増えた中で新しくできた習慣はありますか?
最近、よく散歩をしています。2万歩ぐらい歩きます。習慣がおじさんっぽくなってきましたね(笑)。
◆5月にはファンクラブ限定のオンラインライブを開催されました。1日2公演で合計4時間ものライブでしたが、久しぶりのステージはいかがでしたか?
もともとは1月に予定していたイベントなので、ファンの皆さんを4か月も待たせてしまったのが非常に申し訳なかったです。久しぶりでうれしかったいっぽうで、リモートでしか会うことができないのが悔しくて。うれしいながらも悲しい気持ちを感じて、その気持ちをどう伝えたらいいのか本当に複雑な気持ちでした。残念です。早く直接会いたいです!!
◆セットや衣装も凝っていました。
いろんなイベントや「POP★A」というラジオなどをリモートでやらせていただいているのですが、正直言うと、だんだん慣れてきて「リモートだからヘアメイクとかも少し適当でいいんじゃないの?」って感じになってくるんですよ(笑)。でもこんな時だからこそ逆にきちんと自己管理をして、いいものを作って、いい笑顔で皆さんにお会いすることが大切じゃないかと思って一生懸命に準備をしました。
◆最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
皆さん、本当に会いたいですね!! いつも映像を通じてごあいさつをする時に「まだ僕を知らない方々にも見ていただきたいです」というメッセージを伝えてきましたが、映画をきっかけにたくさんの皆さんとお会いできるのがうれしいです。ドキュメンタリー映画なので、どんなことを感じていただけるのか分からないし、僕としては皆さんの前で裸になるぐらい恥ずかしいのですが…。イ・ジェハン監督がすてきな映像にしてくださっているので、ぜひ多くの方に見ていただけたらうれしいです。