失われた時を求めてはいない -テイルズオブグレイセスエフ リマスター-(週記:1月18日)

1.雑記

新宿の伊勢丹で行われている、メタファー:リファンタジオのコラボイベントに行き、シーカーのアクリルキーホルダーを買いました。こういったイベントで、近年グッズとして全面展開されているのがアクリルスタンド。今回もパーティーメンバーに加え、キャゼリナやら何やら(覚えていない)のアクスタすらありました。主人公とヒュルケンベルクと、あともう一人くらいは売り切れていた気がします。
ところで、筆者は東京に住むのは初めてで、これまでに得た東京の地名に関する知識はほぼ全てが"真・女神転生"に由来します。同様に渋谷の知識は"428 ~封鎖された渋谷で~"と"すばらしきこのせかい"です。これがゲーム脳(※1)。

2.今週のゲーム

FREEDOM WARS Remasteredは無事にクリア。テイルズオブグレイセスエフ リマスターまでに終わって何よりです。かのELDEN RINGで、神肌のふたりと対峙した褪せ人が例外なく「ふたりじゃないじゃん!」と叫んだように、終わった後に「これで終わり!?」と叫びました。もちろん、心の中で叫んだので、近隣の方に迷惑はかけていません。ところで、これは火曜日だったと思うのですが、夜中の2時30分頃に家の外で叫んでいる人がいて、家が通りに面しているために目が覚めてしまい、微妙に寝不足で会社に行く羽目になりました。無論、この話はFREEDOM WARS Remasteredとは全く関係ありません。

閑話を旧題しましょう。個人的にはとても楽しめたゲームだったのですが、完全に打ち切りマンガの終わり方で、続編が出ないとなんとなく納得いかないというか、リマスターが出たのがその布石ということを祈るばかり。ゼノブレイドクロスにも同じことを思っています。頼むぞ、モノリスソフト。後継ハードも出るしな。

グレイセスの話に移ります。筆者は、据え置き機や携帯機で発売されているテイルズのオリジナル作品はほぼ全てプレイしていると思いますが、唯一の未プレイがこのグレイセスです。従って、このリマスターはとても楽しみにしていましたし、楽しくプレイしています。しかしながら、唯一発売当時にプレイしていなかったことを大きく後悔した要素があります。それはグレイセスのストーリーが、主人公の年齢的な成長に沿って進むことです。

筆者はもう40歳。半面、主人公のアスベルくんはゲーム開始直後の年齢が11歳(※2)。これはきつい。感情移入が出来るわけがない。高校生活を主題としたマンガはよく読みますし、ペルソナシリーズなんかは高校生が主人公ですが、この世代が限界だということを認識しました(ペルソナは主人公が喋らないので感情移入しやすいというのもある)。さすがに小学生の頃の純粋な気持ちはどこかに置いてきており、もはや回収することは叶いません。もちろん、これはゲームが悪いのではなく、筆者の加齢に全責任があるのです。ちなみに、アスベルくんのお父さんも、理不尽に厳しいだけの父親にしか見えないので、率直に言うと現代的ではないと感じましたが、そもそもファンタジーの貴族に現代の教育倫理を求めるのは間違っているような気もしています。

そんなアスベルくん、ストーリーが進むと18歳になり、騎士学校で暮らしたことにより、かなり大人っぽくなります。これには筆者も安心。今後の行く末を温かく見守りたいところ。ゲーム自体は、リマスターされたゲーム特有の若干のテンポの悪さを除けば、とても面白いと感じています。リマスター化に感謝。次はテイルズオブエターニアのリメイク(※3)とかどうでしょう、バンナムさん。

(注記)

※1:これがゲーム脳
これに関連して、ディズニー映画に関する知識はキングダムハーツから得ているし、海外の神々に関する知識はアトラスのゲームから得ている。新宿歌舞伎町の地理を"龍が如く"から得ているのと同じ概念である。

※2:11歳
筆者の息子の年齢と同じである

※3:テイルズオブエターニアのリメイク
筆者がテイルズオブシリーズで好きなのは最初の3作("ファンタジア"、"デスティニー"、"エターニア")である。このうち、リメイクがされていないのが"エターニア"。この世に悪があるとすれば、それは過去にプレイしたゲームを思い出補正で過大評価してしまう人の心だ。

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