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中小企業診断士試験 お勉強(47日目②)

今日は、池袋のサンシャイン水族館へ行ってきました。

海月空感くらげくうかん」というイベントを開催していました。説明文に書いてあったんですが、クラゲって大きさが1mを超えていてもプランクトンらしいですね。「水中を漂うが遊泳能力が低いもの」がプランクトンの定義だそうで、大きさは関係ないんだとか。私も遊泳能力が著しく低いおよげないので、プランクトンかもしれません。

はい、簿記やります。

簿記2級 商業簿記の続き。

ステージ2:取引と仕訳②

テーマ5:有形固定資産②

Lesson20:建設仮勘定

倉庫やビルなどの固定資産の建設は長期で行われるため、完成前に建設代金の一部を支払うことがある。その場合、建設仮勘定(資産)で処理する。

(建設仮勘定)xxx|(当座預金など)xxx

建物が完成し引き渡しを受けた時点で、建設仮勘定(資産)から建物(資産)などの有形固定資産に振り替える。

(建物など)xxx|(建設仮勘定)xxx

例①:建物の新築のため、建設会社と500円の請負金額で契約し、着手金100円を小切手を振り出して支払った。
(建設仮勘定)100|(当座預金)100
例②:①の建物が完成し、引き渡しを受けたので、契約金額の残額400円を小切手を振り出して支払った。
(建物)500|(建設仮勘定)500
       |(当座預金) 400

※建設仮勘定は未完成のため、減価償却しない

Lesson21:有形固定資産の改良と修繕

建物に避難階段を設置したり防音工事したりの改良を行った(資本的支出)場合、その資産の取得原価に含める。

(建物など)xxx|(当座預金など)xxx

雨漏りを直したりひび割れを直したりの修繕を行った(収益的支出)場合、修繕費(費用)で処理する。

例①:建物の改良と修繕を行い、代金500円は小切手を振り出して支払った。このうち300円は改良のための支出である。
(建物) 300|(当座預金)500
(修繕費)200

Lesson22:有形固定資産の滅失

火災や地震などで資産が無くなってしまうことを滅失と呼ぶ。

火災保険に入っていない場合、固定資産の帳簿価額を全額火災損失(費用)で処理する。

例①:当期首に建物(取得原価1000円、減価償却累計額300円、記帳方法は間接法)が火災により焼失した。この建物は保険が付されていない。
(減価償却累計額)300|(建物)1000
(火災損失)   700

火災保険に入っている場合、保険金額が確定するまで損失額が確定しないため、未決算で処理しておく。

例②:当期首に建物(取得原価1000円、減価償却累計額300円、記帳方法は間接法)が火災により焼失した。この建物は800円の保険が付されている。
(減価償却累計額)300|(建物)1000
(未決算)    700

後日、保険会社から連絡があって保険金額が確定した場合は、保険金額を未収入金(資産)で処理し、計上している未決算を減らす。保険金額と未決算の差額は火災損失(費用)または保険差益(収益)で処理する。

例③ー1:例②の建物について、保険会社より保険金500円を支払う旨の連絡を受けた。
(未収入金)500|(未決算)700
(火災損失)200
例③ー2:例②の建物について、保険会社より保険金800円を支払う旨の連絡を受けた。
(未収入金)800|(未決算) 700
          (保険差益)100

Lesson23:圧縮記帳

会社は、国庫補助金や工事負担金の交付を受けて、有形固定資産を取得することがある。その際、国庫補助金等の額だけ有形固定資産の取得原価を減額する処理を行う。これを圧縮記帳と呼ぶ。

国庫補助金や工事負担金を受け取った場合、国庫補助金受贈益(収益)や工事負担金受贈益(収益)で処理する。

例①:TO社は、国から国庫補助金400円を受け取り、当座預金口座に入金した。
(当座預金)400|(国庫補助金受贈益)400

有形固定資産を取得した時、購入価額を取得原価として計上し、受け取った国庫補助金等の額だけ減額し、借方は固定資産圧縮損(費用)で処理する。

例②:TO社は、例①で受け取った国庫補助金400円に自己資金600円を加えて備品1000円を取得し、代金は小切手を振り出して支払った。なお、備品については補助金に相当する額の圧縮記帳(直接減額方式)を行った。
(備品)    1000|(当座預金)1000
(固定資産圧縮損)400|(備品)   400

決算時、減価償却費は圧縮胃腸後の帳簿価額をもって計算する。

例③:TO社は、当期首に購入した例②の備品について、定額法(残存価額は0、耐用年数5年)によって減価償却を行う。なお、記帳方法は間接法である。
(減価償却費)120|(備品減価償却累計額)120

テーマ6:リース取引

Lesson24:リース取引とは

リース取引:決められた期間にわたって借りる契約。売買取引と同様の実体を持つ取引をファイナンス・リース取引、それ以外の取引をオペレーティング・リース取引と呼ぶ。

ファイナンス・リース取引は、途中解約ができず、借り手がリース物件からの利益を享受し、かかる費用を実質的に負担する。

Lesson25:ファイナンス・リース取引の処理

通常の売買取引と同様の処理を行う。リース物件をリース資産(資産)、分割払いなど後で払う義務をリース債務(負債)で処理する。リース料の処理には利子込み法利子抜き法がある。

利子込み法:

リース取引開始時、リース資産(資産)リース債務(負債)を計上する。

例①:当期首(4/1)に下記の条件で備品についてリース契約を結んだ(ファイナンス・リース取引)
利子込み法、リース期間:5年、見積現金購入金額:500円、年間リース料:120円(毎年3/31)
(リース資産)600|(リース債務)600

支払時、リース債務を減少させる。

例②:3/31。例①のリース資産について、リース料を現金で支払った。
(リース債務)120|(現金)120

決算時は、リース資産について、リース期間を耐用年数、残存価額0として減価償却を行う。

例③:3/31。決算日において、リース資産(計上価額600円)について定額法(残存価額は0、耐用年数は5年)で減価償却を行う。なお、記帳方法は間接法である。
(減価償却費)120|(リース資産減価償却累計額)120

利子抜き法:

リース取引開始時、利息相当額を控除してリース資産(資産)リース債務(負債)を計上する。

例④:当期首(4/1)に下記の条件で備品についてリース契約を結んだ(ファイナンス・リース取引)
利子抜き法、リース期間:5年、見積現金購入金額:500円、年間リース料:120円(毎年3/31)
(リース資産)500|(リース債務)500

支払時、リース債務を減少させる。利息相当額は定額法で計算し、支払利息で処理する。

例⑤:3/31。例④のリース資産について、リース料を現金で支払った。
(リース債務)100|(現金)120
(支払利息)  20

決算時は、リース資産について、リース期間を耐用年数、残存価額0として減価償却を行う。

例③:3/31。決算日において、リース資産(計上価額500円)について定額法(残存価額は0、耐用年数は5年)で減価償却を行う。なお、記帳方法は間接法である。
(減価償却費)100|(リース資産減価償却累計額)100

※決算日とリース料の支払日が異なる場合、当期分の利息相当額のうち、未払い分を未払利息として処理する。

(支払利息)xxx|(未払利息)xxx

Lesson26:オペレーティング・リース取引の処理

通常の賃貸借取引に準じた処理を行う。

リース取引開始時は、処理なし。

リース料を支払ったとき、支払リース料(費用)で処理する。

例①:3/31。当期首(4/1)にリース取引(オペレーティング・リース取引)を開始した。下記のリース資産について、リース料を現金で支払った。
リース期間:5年間、年間リース料:120円(毎年3/31)
(支払リース料)120|(現金)120

※決算日とリース料の支払日が異なる場合、当期分のリース相当額のうち、未払い分を未払計上する。

(支払リース料)xxx|(未払リース料)xxx

テーマ7:無形固定資産と研究開発費

Lesson27:無形固定資産

無形固定資産:法律帳の権利(特許権、商標権、借地権など)、のれん、ソフトウェアなど

無形固定資産取得時は、取得に要した金額で計上する。

(特許権)xxx|(現金など)xxx

無形固定資産は、決算時に償却する。償却方法は、残存価額ゼロの定額法で、直接法となる。

(特許権償却)xxx|(特許権)xxx
例①:特許権を700円で取得し、登録料100円とともに小切手を振り出して支払った。
(特許権)800|(当座預金)800
例②:決算において、例①の特許権を償却期間8年で償却する。
(特許権償却)100|(特許権)100

Lesson28:ソフトウェア

自社で利用するソフトウェアを購入した時は、ソフトウェア(資産)で処理する。

(ソフトウェア)xxx|(現金など)xxx

開発を外部に依頼した場合の引き渡しを受ける前に支払った金額は、ソフトウェア仮勘定(資産)で処理する。

(ソフトウェア仮勘定)xxx|(現金など)xxx

ソフトウェアが完成し、引き渡しを受けた時は、ソフトウェア仮勘定からソフトウェアに振り替える。

(ソフトウェア)xxx|(ソフトウェア仮勘定)xxx

決算時は、残存価額を0とした定額法で償却する。記帳方法は直接法

例①:当期首に自社利用目的のソフトウェア500円を購入し、現金で支払った。
(ソフトウェア)500|(現金)500
例②:決算において、例①のソフトウェアを利用可能期間5年で償却する。
(ソフトウェア償却)100|(ソフトウェア)100

Lesson29:研究開発費

研究開発の費用は研究開発費(費用)で処理する。

例①:もっぱら研究・開発のために使用する器具・装置を100円で購入し、小切手を振り出して支払った。
(研究開発費)100|(当座預金)100

今日はここまで

進捗は以下

テキスト:145/409ページ
今回の学習時間:1h51m
累計学習時間:(診断士)97h55m
       (簿記)43h23m
       (ビジ法)10h6m
学習ペース:97hour55min/47day×365day≒760hour

今回もそこまで難しくない内容。ファイナンス・リース取引とオペレーティング・リース取引のカタカナ用語を覚えておけば安心ですね。

ではまた!

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