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中小企業診断士試験 お勉強(12日目)

さっそく模試、受けてみました!

過去問も解答も、中小企業診断協会が公式で公開していたのでそれを利用。令和3年度版の「企業経営理論」過去問をまずは解いてみて、得点を確認!

模擬試験結果

試験時間:70分(90分中)
正解数:28問(41問中)
得点:68点(100点中)

雑感

うーん、一発目としては悪くない…。本番だったら十分許容される得点です。

とはいえまだ安全圏には届いていないと思われるので、他科目で40点ぎりぎりだった場合に平均得点を引き上げるためにも、80点くらいまでは伸ばしたいところ。今はまだ学習したてで記憶が残っている部分もあるので、間違えた設問を復習・知識を補完して、得点力を引き上げていきたいと思います。

以下復習です。

問2:BCGのPPM問題

PPMは得意だと思っていたのに間違えてしまった。最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
「プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス」では、縦軸に市場成長率、横軸に戦略事業単位(SBU)の売上高をとり、その2次元の座標軸の中に各事業が位置付けられる。
正しい選択肢:
「プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス」において「金のなる木」に分類された事業は、将来の成長に必要な資金を供給する

正しい選択肢、思いっきり合っていますね。なぜ間違えたのか。。「金のなる木」で得た資金を「花形事業」「問題児」に供給する、が正解。

ちなみに間違えた選択肢、下線の「売上高」ではなく、「市場占有率」が正解ですね。問題はよく読まないと、でした。

問3:M&Aについて

適切なものを選べ、という問題。

間違えた選択肢:
MBO(Management Buyout)とは、M&Aの対象となる企業や事業の経営陣が、投資ファンドなどの第三者に、主体的にその企業を売却して、経営から退くことである。MBOが成立すると、経営陣は退任の見返りとして、金銭的報酬を受け取る。
正しい選択肢:
M&Aの手法として事業譲渡を取る場合には、譲渡・承継の対象となる資産や負債を個別に選択することができる。

テキスト(スピテキ)にしっかり書いてありました。
「営業譲渡(事業譲渡):(中略)譲渡の対象範囲が当事者間で自由に設定できるので、「ある事業のみ譲渡する」ということも可能。」
まるっと全部譲渡しなくてもよいんですね。清濁併せのまない(微妙にことわざの使い方を間違えている気が…)。

間違えた選択肢としては、テキストに「MBO:子会社などにおいて、現在行っている事業の継続を前提として、現経営陣が株式や部門を買い取って経営権を取得すること」とあるので、退任の見返りが誤りでしょうか。

問11:特許戦略

最も不適切なものはどれか、という問題

間違えた選択肢:
日本国内における 2011 年度から 2018 年度の特許権の利用状況を見ると、自社および他社によって利用されている特許権の割合は、およそ半数にとどまっている。
正しい選択肢:
日本の特許法は、同一の発明について 2 つ以上の特許出願があったときに、先に発明をしたものに権利を付与する「先発明主義」を採用している。

先発明主義ではなく、先願主義(先に出願したものに権利を付与する)が正ですね。先発明主義は以前アメリカで採用されていたようですが廃止され、ほとんどの国で先願主義が採用されているようです。

問15:経営戦略に関連する組織の運営・設置

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
プロダクト・マネジャー制組織とは、研究開発型ベンチャー企業における事業部制組織のことであり、責任者であるプロダクト・マネジャーは、研究開発の成果に関する責任を有している。
正しい選択肢:
持株会社は、その設立に関して一定の制限が定められているものの、規模の下限は設定されていないことから、中小企業においても目的に応じて活用することができる。

テキストに「プロダクト・マネージャ制」が載っていない!詰んだ!!…そういう時は、グーグル先生に聞いてみましょう。

「機能別組織を採用している企業において、研究から製造、販売、マーケティングまでを総合的に管理し、全体最適化を図る人(すなわちプロダクト・マネージャー)を任命する」制度ということですね。事業部制でもないし、研究のみに焦点を当てないようです。

持株会社についても調べてみました。

中小企業であっても、ホールディングス化することで色々とメリットはあるようです。

問16:リーダーシップ理論について

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
オハイオ研究によると、有効なリーダーシップの行動特性を表す次元とは、メンバーが良好な人間関係を構築できる「構造づくり」と、課題達成に向けてメンバーに理解しやすい指示を出す「配慮」の 2 つである。
正しい選択肢:
F.E.フィードラー(F. E. Fiedler)の研究によると、リーダーシップの有効性に影響を及ぼす状況の決定要因とは、①リーダーとメンバーの人間関係、②課業の構造化の度合い、③リーダーの職位に基づくパワーの 3 要因である。

オハイオ研究、思いっきり「構造づくり」と「配慮」が逆ですね。問題をよく読んでいればこちらは選択しなかったなあ。

フィードラー理論、毎回忘れるので、力を入れて復習するべき箇所です。

問17:組織コミットメント

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
特定の専門的な職務に対する思い入れの強さは、個人の組織コミットメントを強めるように作用する。
正しい選択肢:
長期にわたって 1 つの組織に参加し続けることが望ましいという社会的な規範は、個人の組織コミットメントを強めるように作用する。

組織コミットメントの問題。コミットメントを高める要因は?

・仕事内容が高度
・組織のメンバー同士の一体感・団結力が高い
・責任ある仕事をしていると感じる
・組織に長くいる
・年齢により転職機会が減少する

上記の場合に組織コミットメントが高まるようですね。「特定の専門的な職務に対する思い入れの強さ」は、おそらく組織に対するコミットメントではないのでしょう。

問21:同型化(isomorphism)

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
法律に従うことが正当性の根拠を提供する場合には、規範的同型化が生じやすい。
正しい選択肢:
同じような教育課程を受けたものが異なる組織に所属している場合、異なる組織でも横断的な集団規範が正当性を獲得する根拠となるため、規範的同型化が生じやすい。

ディマジオさんが提唱した理論。

強制的同型化:政治や法律などの強制力
模倣的同型化:同業他社を真似たもの。不確実性への対処
規範的同型化:専門家の言質や組織を越えたネットワーク

これも選択肢をよく読めば解けたかもしれない。

問22:深化と探索を両立する組織能力の両利き(ambidexterity)

最も適切なものはどれかという問題。

間違えた選択肢:
既存事業ユニットと新規事業探索ユニットを構造上分離しつつ、異なる文化が生まれないようにするため、ビジョンを共有する必要がある。
正しい選択肢:
既存事業ユニットと新規事業探索ユニットを構造上分離し、探索ユニットに独立性を与えるとともに、全社的な資産や組織能力にアクセスする権限を与える必要がある

これは迷った問題。調べても間違えた選択肢側でも合っているような…ここは飛ばします。

問24:労働基準法

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
労働基準法には、労働者が女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的な取り扱いを禁止する規定はない。
正しい選択肢:
労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。

これは選択肢を読み間違えていました。下線部分、「禁止しなければならない」だと思ってた。。問題はよく読んで!

問35:広告が消費者の心理や行動に及ぼす影響

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
企業からの説得意図を強く感じる広告に対して、メッセージの唱導方向と同
一方向の態度を有している消費者は、その態度をさらに強化する傾向がある一方、製品への態度が曖昧な消費者は、説得意図を強く感じる内容に対して心理的リアクタンスが生じ、逆方向の態度変化を起こしやすい。
正しい選択肢:
高価な製品を購入してしまい後ろめたさを感じる場合、消費者は当該ブラン
ドの広告ばかり見たり、他ブランドの広告は見ないようにしたりして、自分の選択を正当化することが多い。「自分へのご褒美」という広告主によるメッセージは、こうした消費者が自己の購買を正当化し、認知的不協和を軽減する効果がある。

うーん、これも間違えた選択肢も合っているような…ちょっと飛ばします。

問36:4 つの価値

基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値をあてはめよ、という問題。

a 非日常性や癒やしなど地域にまつわるイメージ
b 地域の立地条件や交通アクセスの良さ
c 地域が有するストーリーへの共感や自己啓発の場としての愛着
d 地域の居住性に関わるライフラインの充実度
間違えた選択肢:
基本価値-b  便宜価値-d  感覚価値-c  観念価値-a
正しい選択肢:
基本価値-d  便宜価値-b  感覚価値-a  観念価値-c

4つの価値について再確認。

https://biz-know.com/product-value/

基本価値:「製品がカテゴリーそのものとして存在するためになくてはならない価値」
便宜価値:「消費者が当該製品を便利に楽しくたやすく購買し消費しうる価値」
感覚価値:「製品サービスの購買や消費にあたって、消費者に楽しさを与える価値や消費者の五感に訴求する価値」
観念価値:「意味論や解釈論の世界での製品価値」

うーん、これもあまり納得いかず。。

問38①:顧客リレーションシップの構築

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
顧客価値とは、ある顧客が自社にとってどの程度利益をもたらす顧客である
か、すなわち優良顧客であるかを表すものであり、企業は高い顧客価値を創造することによって、当該顧客の生涯価値を高めることができる
正しい選択肢:
顧客満足は、製品の購入前あるいは使用前に抱いた期待と製品使用後の実際
に得られたパフォーマンスとの差によって決定されるが、製品の使用前に抱く期待が直接的に満足度に影響を及ぼすことも指摘されている。この場合、事前に製品パフォーマンスやベネフィットの評価がしにくいなど消費経験の曖昧さが高いほど、期待が直接的に満足度へ及ぼす影響は大きくなる。

下線部は「顧客シェア」が正ですね。

顧客価値=顧客の求める機能水準。

問38②:顧客ロイヤルティ

最も適切なものはどれか、という問題。

間違えた選択肢:
顧客価値と顧客満足が企業によって実現されることを通してその企業のブラ
ンドにロイヤルティを形成した顧客には、真のロイヤルティを有する顧客と見せかけのロイヤルティを有する顧客が含まれる
正しい選択肢:
見せかけのロイヤルティを有する赤字顧客には、特定のサービス提供を控えるなどして最低限の収益水準を確保することが望ましい。あるいは、サービス手数料などの値上げによって退出を促すことも重要である

これは、、消費者心理のロイヤルティを有していない見せかけのロイヤルティは含まない(潜在的ロイヤルティが正解)、という解釈でしょうか。

今日はここまで

進捗は以下

累計ページ数:過去問1回分回答+誤答の復習
今回の学習時間:2h59m(過去問回答1h10m、復習1h49m)
累計学習時間:26h0m
学習ペース:26h/12day×365day≒791h。少しずつ上向き気味。

企業経営理論は、国語力である程度の得点獲得がいけそう。どうしても納得のいかない問題が3~4問あったので、そこは捨てたとしても、約90点までは頑張れそうです。

ケアレスミスをできるだけ減らし、問題をよく読んで、目指せ80点オーバー!

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