アセッサーとアドミニストレーター
昇進試験で評価側の立場の人たち・・・
アセッサーとかアドミニストレーターと呼ばれていますが。
「アセッサー」と「アドミニストレーター」の違いは・・・
それは
役割分担です。
アセッサーは、
担当する受験者数人を観察して記録し、
dimensionで評価し、評点化します。
さらに、担当受験者の個人レポートを書いて、
研修時の強点、弱点、今後に向けて簡単なアドバイスを記述します。
アドミニストレーターは、
研修全体の進行役を務めます。
全体教室での講義を行い、
アセッサーから出された個人個人の評価点を
全体の中で調整します。
また、アセッサーが書いた個人レポートを
必要に応じて修正し、
研修を実施した企業全体として統一感を保つようにしています。
その意味では「アセッサーの指導役」とも言えます。
当然のことながらアドミニストレーター、アセッサー共に
Dimensionの理解は最重要で、
互いに
共有化するだけの知識やスキルがなければ
研修そのものが成り立ちません。
これはDimensionの、
知識だけを理解していれば良いということではなく、
それがどのように違う対象の一人ひとりに対して当てはめるのか、
をブレなく指摘できるレベルが必要です。
この習得には現場でのOJTが必要で、
少なくとも
2~3年はかかります。
外科医で例えるならば、
手術の知識は本で勉強して知っていても、
実際に手術ができるかどうかは全くの別物ということです。
手術の経験がない名医はいない
通常は、
経験年数が長ければアドミニストレーターになることが多いとはいえ、
全体講義が苦手な場合にはアドミニストレーターになることはありません。
7~8年のアセッサー経験の後にアドミニストレーターになる人もいれば、
10年以上アセッサーのままということも普通です。
アセッサーは、
研究職のようなスキルがあれば良いのですが、
アドミニストレーターには、
パフォーマンスも必要になってくるからです。
役割の区別はありますが、
普通の会社員のような上司と部下の関係性は薄く、
個人商店や議員のような位置づけと考えてください。
Salixコンサルティング担当