気持ちを整える-エゴとは-
一般的に「エゴ」と呼ばれるものは、一体どのようなものでしょうか?
自我とも呼ばれますが、多くの場合ネガティブな意味で使われることが多いですね。
例えば、見栄やプライド、虚栄心。
他人を羨んだり、称賛や報酬を求めたりする心。
こういった心の動きは、人であれば誰しもが持っています。
そして、自分ではなかなかコントロールが出来ない。
考えないようにしようと思っても、気がつくとふと顔を出している。
消そうと思っても消えるものではない。
それ故、エゴは無くそうとするのではなく、それ自体もまた自分の一部として、付き合っていくしかない存在なのです。
一つ、良い方法があるとしたら、それは「あらゆる事物に感謝をする」ことだと思います。
心のどこかで、「満たされていない」「あれもこれも欲しい」という邪念があると、エゴは敏感にそれを察知して姿を現します。
今、自分の置かれている環境、共に居てくれる人、手にしているもの、それらに心から感謝し慈しむことで、やっかいなエゴと適度な距離を保って生きていけるはずです。
エゴが求める尊敬や自尊心は、そんな生き方により自然と得られるでしょう。