擦り傷ってどんなもの?初期治療や病院受診の目安も解説
こんにちは。
きずときずあとのクリニック、豊洲院院長の「村松英之」です。
今回は、擦り傷の初期治療や病院を受診する目安を紹介します。
傷、きずあとに悩む方はぜひ参考にしてみてくださいね。
記事の内容は、以下の動画からもチェックできます。
2024年10月2日に初の書籍を出版します。
予約はこちら 👉https://amzn.asia/d/9M0oL6B
擦り傷って何?
擦り傷は挫傷、擦過傷など呼ばれるもので、転んだときやぶつけたときにできる表面の傷のことですね。
この「傷」の文字について、ちょっとした豆知識を紹介したいと思います。
日本では「創」と「傷」っていう2つの漢字があるんですが、ちゃんとした使い分けがあるんです。
「創(そう)」は、開いているものを指します。
例えば、切創とか刺創とか言いますよね。
一方、「傷(しょう)」は開いてないもの、つまり表面的な傷のときに使用する漢字です。擦過傷とか挫傷とか言いますね。
摩擦によって、皮膚表面がダメージをうけてしまった状態です。
今回の擦り傷は、こちらに該当します。
どんなとき、どこに擦り傷ができる?
どんなときに、どこに擦り傷ができるか見ていきましょう。
擦り傷ができるタイミング
擦り傷ができるのは、外で転んだときほとんどですね。
ほかにも、以下のようなときに擦り傷ができます。
階段でつまずいた
走っていて転んだ
自転車で転んだ
酔っ払って転倒した
主に、転倒したときに擦り傷ができることが分かるはずです。
どこに擦り傷ができる?
一番多いのが膝やその周り、次に肘や足首なども多いです。
酔っ払ったときに多いのが、顔ですね。
特に、唇から鼻にかけての結構深い擦り傷になりやすいので、気を付けて欲しいところです。
初期治療について
傷を受けたときは、まず深呼吸して心を落ち着けましょう。
焦る気持ちはとても分かりますが、焦って傷を治療しようと思っても、なかなかうまくいきません。
1.傷を洗浄する
心を落ち着けてから、水道水やシャワーで傷を洗い流します。
外にいる場合は、ペットボトルの水でもOKです。
キレイに洗浄し、清潔を保ちましょう。
流水で洗い流すと、擦り傷についた砂や小石も取れます。
2.出血の確認をする
次に、出血の確認です。
出血を止めるためには、以下のことを行います。
軽い力で圧迫する
少し高い位置に上げる
冷やす
出血の止め方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
病院を受診するかの判断の仕方
擦り傷を負った際、「病院に行くべき?」と悩む方は多いと思います。
そんな時は、以下に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
出血が止まらない
傷口がパックリと割れている
傷口が著しく汚れている
これらに当てはまる場合は、早めに形成外科や整形外科、救急で見てもらえる総合病院を受診してください。
「擦り傷で受信なんて...」と思う方もいるかもしれませんが、少しでも不安があれば受診するのがおすすめですよ。
おすすめの擦り傷の治療方法
出血もおさまっていて擦り傷だけ、砂とかも入っていない状況で、自分で対処したいときは、キズパワーパッドがおすすめです。
キズパワーパットは3倍早く治る絆創膏なので、貼って様子を見ましょう。
キズパワーパッドとは
キズパワーパットは、ハイドロコロイド製剤と呼ばれるものです。
傷から出てくる滲出液と呼ばれる成分には、怪我を直す成分がたくさん入っているのですが、その成分を閉じ込めることができます。
閉じ込めることで、湿潤環境を作って傷を早く治すものです。
交換の目安
交換の時期は、キズパワーパットが剥がれたり、汁が溜まって外まで漏れたりしたときです。
最初は汁がたくさん出ますが、交換は1日2回くらいまでにしましょう。
漏れてくる汁をタオルやガーゼで吸わせるようにしておくと、常に清潔な状態を保ちやすくなります。
ただし、バイキン感染が怖いので、「すごく赤くなってきた」「痛くなってきた」「臭くなってきた」などの症状が出たら、外して早めに病院を受診してください。
きずあとや怪我の跡が気になる方は相談を
今回は、擦り傷について詳しく紹介しました。
擦り傷は小さな怪我であるケースも多いですが、放置すると悪化したり、痛みが出たりすることもあります。
少しでも不安があるときは、病院を受診しましょう。
また、きずあとが気になるときは、ぜひ当院へご相談ください。
公式LINE:https://page.line.me/019jtwyc?oat__id=2693982
公式HP:https://kizu-clinic.com/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@kizu_clinic
2024年10月2日に初の書籍を出版します!
予約はこちら 👉https://amzn.asia/d/9M0oL6B
ぜひ、こちらもチェックしていただけると嬉しいです。
傷跡治療に興味がある方は、以下のQRコードから友だち登録をしていただき、気軽に悩みを相談して頂ければと思います。
小さなお悩みでも、LINEやお電話でご相談ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?